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塗仏の宴宴の始末 (講談社ノベルス キF- 7)

塗仏の宴宴の始末 (講談社ノベルス キF- 7)

塗仏の宴宴の始末 (講談社ノベルス キF- 7)

作家
京極夏彦
出版社
講談社
発売日
1998-09-01
ISBN
9784061820333
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塗仏の宴宴の始末 (講談社ノベルス キF- 7) / 感想・レビュー

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勇波

ノベルス版にて再読第7弾は『百鬼夜行』の名に相応しい宴でした。終盤の中禅寺による秘密の開示は見事な解体ショー。探偵一味の活躍も文句無し。(川新まで出てきた…)何時もながら拝み屋を担ぎ出すシーンは鳥肌もの。今回は探偵自らが動いたね。それにしてもこの方達雪絵さんの前でもうちょっと言い方があるでしょうに。石橋を叩いて落ちる関、石橋を叩き壊す馬鹿修、石橋を叩いて渡らない本屋、石橋を叩かずに飛び越える探偵。なるほど、これは面白い。『邪魅』以降新しい物語が読めない中で堂島やら彩賀笙やらの動向が気になるところです★

2016/06/13

優希

ノベルズで再読です。『宴の支度』の続編にあたる作品です。確かに前巻の短編が布石になっているのが納得いきました。木に吊るされた裸女の遺体の犯人として、関係者と結ばれていた関口くん。自分がやったと言い張ることのみならず、奇怪な宗教集団で捜査が混乱していくのが恐ろしさを感じました。途中益田くん、鳥ちゃん、青木くんのみの活躍場面があり、不安も感じましたが、おさめるところにちゃんとおさめる秋彦さんがいるから安心ですね。支度は無事始末として鍵がかかったようです。

2018/08/08

優希

再読です。『宴の支度』の続編になります。殺人事件の関係者であり、自らも犯人だと告白する関口くんに戸惑います。奇怪な宗教も絡み、捜査が混乱する複雑さ。途中から益田くん、鳥ちゃん、青木くんの3人だけになるのでどうなることかとハラハラしました。でも最後は華麗に秋彦さんの憑物落としで華麗に終止符が打たれます。支度は無事「始末」されました。

2024/01/01

神太郎

時間はかかりましたがようやく読みきると同時に疲労感がどぅっと出た。色んなものが絡み合ってはいたが、それをどうほどくのか。そして、今回はこれが実は京極堂へ向けられた事件でもあるため、彼の動きが必要以上に重かったのはそのせいもあってなのか……。そして、漸く探偵に対しての宿敵と相対する時が来ましたね。今後はそことの対立も描かれていくのか?それとも必要以上に踏み込まないことで手打ちとするのか。わかりませんね。関口があのあとどうなったのか、そこらの描写がもう少しあると良かったかなぁとは思いましたが。→

2020/09/09

Tanaka9999

予想通りだんだん話が狭まっていく。怪しげな団体。洗脳もなんか暴力的のような気がする。真相は一応明らかになっているはずだが、つじつまがあっているのかどうかは分からない。消化不良とは違うが気持ちはすっきりしない。もっとも面白くないと感じたわけではない。

2019/09/09

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