KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

鬼流殺生祭 (講談社ノベルス ヌA- 1)

鬼流殺生祭 (講談社ノベルス ヌA- 1)

鬼流殺生祭 (講談社ノベルス ヌA- 1)

作家
貫井徳郎
出版社
講談社
発売日
1998-08-01
ISBN
9784061820357
amazonで購入する

鬼流殺生祭 (講談社ノベルス ヌA- 1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

鷺@みんさー

面白かった…謎解きまでは。冒頭に家系図と屋敷見取り図。明治の文明開化華やかなりし頃、因習に縛られた富豪の一族の屋敷で、密室殺人が起こる。これは彼らにかけられた呪いのせいなのか…?ほらね。食いつくでしょ?ワトスン、ホームズ役もバッチリで、ケレン味もしっかり。…が、真相が序盤から思ってた通り過ぎて、残念だった。ミステリ好きな人って、自分の推理が当たるのが楽しいって人もいると思いますが、私は想像もつかない感じにビックリさせて欲しい派なので、そこだけ残念でした。面白いんだけどね。

2019/01/15

オーウェン

貫井さんがこういうオーソドックスなテイストのミステリを書いていたとは。 江戸時代が終わり明詞が始まったころ、霧生家に連なる家系を巡る争い。 公家の九条は犯人探しを依頼されるが、家の人間は拒むように秘密を離さない。 実はこの家族のある秘密が分かると全ての謎が解ける。 だから殺人を実行したし、なぜ首が切断されたかなどの理由も明らかに。 そして江戸時代終わりという設定にしたのも意味があったのにも納得した。

2023/07/11

Satomi

霧生の家に秘められた謎、奇妙な宗教儀礼。霧に生まれるという優美な名ではなく、タイトル通り「鬼流」を連想させる。明詞という明治時代を思わせる時代。親近間で婚姻を繰り返す霧生家の秘密とは…!?正統派ミステリー!!九条のトンチンカンな謎解き、朱芳が丁寧に九条の誤解を解いていく…二人のやり取りは面白い!!ラスト数十頁のお蝶の独白は悲しい…切ない…。どうやら九条と朱芳の明詞シリーズ続編があるらしいので入手しよー!!

2015/01/20

yourin♪

人間って恨みや憎しみをそんなに長く持ち続けられるものなんでしょうか?それが恐ろしくもあり哀れでもありました。 タイトルからホラーが入ってるのか?と思って読んだのですが、本格ミステリでした。面白かったです。 もう少し時代背景などに明るければ動機が迫ってきたんだろうなぁ。 あとラプラスの悪魔の話は頭が痛くなりました・・・笑

2010/11/19

先に読んだ母から酷評だったので、返却日も迫ってることだし、読まずに返そうかとしていたが、チラッと読んでみるとあら不思議~読む手が止まらない止まらない~(//∇//)家系図や屋敷見取図を何度も見ないとワケわからん状態になりつつも、真相が気になって頑張って読んだ。どうやら夏目漱石らしいお子さまが出てきたりと、なかなか楽しませてもらった。真相は大した衝撃もなく、残念。

2012/04/19

感想・レビューをもっと見る