キッド・ピストルズの慢心: パンク=マザーグースの事件簿 (講談社ノベルス ヤL- 2)
キッド・ピストルズの慢心: パンク=マザーグースの事件簿 (講談社ノベルス ヤL- 2) / 感想・レビュー
スズツキ
前作の強烈なイメージが残ってるのですが息抜きとして。キッドとピンクさんの出生を知ることの出来る裏話は良かったです。
2009/08/13
Kid A
ゲームやアンソロジーでは触れたことのあるシリーズではあるが、一冊に纏まったものを読むのは初。冒頭の二編は正直小粒にも思えたものの、それ以降は尻上がりに面白くなっていく印象で、特に個人的ベストの『ピンク・ベラドンナの改心』はシチュエーションこそ凄まじいが推理をひとつひとつ積み重ね、最後までロジックで押し切って犯人まで辿り着く様はパンクというよりむしろ実直なミステリ。 もっとパラレル英国設定を活かしても良かったかなとも思うが、ミステリとしても読み物としても面白かったのでシリーズ既刊作も読んでみようと思う。
2015/06/25
紫
マザーグースがモチーフの連作短編集。警察官の質的低下のために探偵士の方が地位が高くなったというパラレル英国ですが、そこからさらに捻って、探偵役を務めるのは冴えない探偵士たちにこきつかわれるパンク刑事キッド・ピストルズであります。設定が奇抜な割に事件並びに解決は極めてシンプル、かつオーソドックスな、直球勝負といえる本格ミステリなので、地味な印象を受けるかも。収録作中のベストはSMのウンチクが楽しい「ボンデージ殺人事件」。キッド・ピストルズとピンク・ベラドンナの凸凹コンビをお楽しみください。星3つ。
2013/11/24
s2s
20000628。
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