ろくでなし (講談社ノベルス シK- 3)
ろくでなし (講談社ノベルス シK- 3) / 感想・レビュー
つちのこ
“黒鷲”と呼ばれる便利屋の黒木、かつては黒木の片腕だったが、シャブ中になっている速水、このふたりを軸に、サラ金の切取り屋やチンピラ、ヤクの売人、外人娼婦、悪徳医師など胡散臭い“ろくでなし”どもが彩りを添える。過激な暴力やを覆うような冷酷な描写に反して、明るいユーモアがおり込まれているのは著者の持ち味といえる。これがあるからそ、読み手は救われるのだ。あまりにも凄惨な過激描写ばかりでは、メッセージを受ける側は疲れてしまう。計算されたしたたかな手腕である。(2001.5記)
2001/05/09
たくや
屈折した復讐劇ですかな。その独特の描写に今回も満足です。
2012/10/13
葵堂
大概の小説は途中でオチが読めるけどこれは予想外のオチやったわ。。。
2020/08/21
ma-no
シャブ神の歌が印象的。
2000/10/26
subdub
おおくの”ろくでなし”がでてきます。 最近漫画のうしじまくんを読んでるんだけど、出てくるダメ人間がおおくのろくでなしに重なります。 最後のドンチャン騒ぎはこの作家お得意ですね。
2008/09/19
感想・レビューをもっと見る