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迷宮Labyrinth (講談社ノベルス クL- 1)

迷宮Labyrinth (講談社ノベルス クL- 1)

迷宮Labyrinth (講談社ノベルス クL- 1)

作家
倉阪鬼一郎
出版社
講談社
発売日
2000-01-01
ISBN
9784061821132
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迷宮Labyrinth (講談社ノベルス クL- 1) / 感想・レビュー

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雪紫

再読。短いページだからこそ詰めに詰め込んだクラニー要素が胃もたれ確実な程に狂気の特盛。・・・プラスマイナス両方の意味で。そして最初に読んだのかなり昔なのに、ほとんど内容忘れてなかったという意味で濃い。まさにクラニー。いや、密室があんなオチだと気付く人がいるんだろうか・・・。

2019/11/21

hanchyan@だから お早うの朝はくる

著者お初。面白かった。薄~いノベルスの中にイロんなことがテンコ盛りだ。いくつかの狂気が多視点で語られる冒頭は「この調子じゃツラいか・・・?」と思ったが、事件の捜査過程はごくオーソドクスな描写で一安心、てかむしろそのギャップが楽しい。まさにパロールとエクリチュールの対比の妙といったところか!?(笑)。なんとなく深夜に眺めてた映画に気が付けば夢中になって眠気を忘れてる、みたいな感じだった。ところどころ難解な(←飽くまで自分にとってです)メタファがあり躓いたが、クライマックスのB級感はモロ好み(笑)。

2014/10/23

zazo嶋

良くも悪くも倉阪作品っぽいなー。新作はバカミスと評判ですが今作はどうもそこまではいかないですねー。得意の作中作や、暗号文などは出てきますがミステリとしてはかなり...微妙...(笑)。この事件を担当した刑事が刑事を辞めたくなるような真相ですからねー。  病院が舞台ってのは個人的に凄く恐いのですが、これは自分の育った環境が大きい。家のすぐ裏に廃墟と化した病棟や器具などがそのまま放置されていた病室などがあったもので...。  なので今作は個人的には結構怖がって読んでました。が、ミステリ的には...(苦笑)。こ

2009/11/10

樹999

序盤を読んだ時点で刑事ものミステリか?と不審に思っていたが、やっぱり読み進めるといつもの倉阪ワールドで安心した。最後は安定のカオス具合。ミステリだとすればネタ振りとしての布石に過ぎないであろう紅姫伝説がまさかオチだとは(笑)ジャンル不明な作風による違和感のせいか拍子抜け感も強かったが、こういうものかな、とひとまず納得。そして物語は最初に戻り…序盤~中盤の一人称による語りシーンが二周目だとよりはっきりして面白かった。結局一番マトモだったのは猫耳娘だった、と。この世界ではマトモな方が排除されがちだからなぁ。

2012/11/01

アキ

二度目ましての作家さんです。 初読みの「遠い旋律、草原の光」で感動したので、期待してたんだけど ミステリを期待し過ぎました。 途中まではよかったのよ。精神科の病棟で連続殺人事件が起こるから、 夢野久作氏のドグラ・マグラを連想した。 更に伝説やら宗教やら、被害者が残した小説やら隠された暗号やら、 雰囲気は最高によくって、わくわくしながら読んでたんだけどね。 最後というか3重のトリックがアレってのはいただけない。 ガックリきてしまいました。 今度は普通にホラーを読んでみましょ。

2012/06/24

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