アリア系銀河鉄道: 三月宇佐見のお茶の会 (講談社ノベルス ツG- 1)
アリア系銀河鉄道: 三月宇佐見のお茶の会 (講談社ノベルス ツG- 1) / 感想・レビュー
みなみ
ファンタジー系のミステリ連作中編集。「アリス殺人事件」で柄刀一さんのことを知って読んでみたが、現実離れした設定にびっくり。自分の思ってたことが現実となる設定を活かした「言語と密室のコンポジション」と表題作の「アリア系銀河鉄道」がお気に入り。謎解きは論理的でありつつも、舞台やトリックが壮大で、圧倒されつつ読了。これは、もう少し時間がたってから読み返したい。
2022/06/01
つたもみじ
三月宇佐見のお茶の会シリーズ第一弾、短篇集。超時空に飛ばされてしまう特異体質の宇佐見博士の謎解きと冒険の物語!…かな?w 不思議の国のアリスや、銀河鉄道の夜をモチーフにし。濁音・半濁音が存在しない部屋、ノアの方舟から見る二億年前の地球、精神世界、銀河鉄道、設定は突拍子もないものの、謎解きはどれもロジックを駆使しなければならない本格モノ。どれもギュッと詰まった感じに唸らされる読了感。どれも面白かったですが、個人的には表題作「アリア系銀河鉄道」が好き。
2013/11/18
yucchi
【図書館本】短編集。表題作のトリック自体は「ちょっと無理あるんじゃ...」と思うが、設定に助けられている。 1作目からハードルが高くて挫折しかけたが、SFファンタジー物はなんでもありと思って読めば大丈夫(笑)
2014/09/01
Gin&Tonic
ふとした拍子に時空を超えてしまう難儀な体質(?)の、知的で紳士的な宇佐見博士が主人公。SF? 幻想? ミステリ? カテゴライズが難しい。 ファンタジックなのに論理が破綻せず、きっちり理詰めで展開しているのが凄い。逆に言うと、ロジカルで客観的な描写でありながら、設定が特殊すぎて難解に感じました。
2015/02/10
エチゴヤ
「ノアの隣」「アリア系銀河鉄道」が好き。/昔々の学生時代、「3000年の密室」を読んで(トリックもあらすじも全く覚えてないけど)なんか納得出来なかった?ようなおぼろげな記憶がある。でも自分の中の間口の広がった今ならいけそうな気がする。他のも読んでみようかな。/って『 奇跡審問官アーサー』はこの人か。壮大なトリック好きなんですねえ。
2015/05/30
感想・レビューをもっと見る