フリッカー式鏡公彦にうってつけの殺人 (講談社ノベルス サK- 1)
フリッカー式鏡公彦にうってつけの殺人 (講談社ノベルス サK- 1) / 感想・レビュー
とら
凄い好みの話。というかそもそも、西尾維新さんに嵌りすぎてそれに近い本は無い物かと探していた所、この本の話を聞いたので、それは当然かもしれない。でも本当にこんなのを求めていた!何より、文章が好きです。言葉遊びを混ぜ合わせてテンポ良く読める感じ。次に設定ですね。一家皆壊れている。いや登場人物全員か。まあその設定上少々不快になるシーンはあります。ただ雑魚にも物語はあって、誰もがそこでは主人公なのだ。何があっても自分の責任。ラストは皆救われなくて、何かぱっとしなかったけど、続きがあるらしいのでどうなるか期待です。
2011/11/09
みっちゃん
シリーズ3作目の【水没ピアノ】が興味深かったので、1作目に戻ってきた形ですが…妹が自殺した!?というのに全く理解不能な鏡家の会話からまず、戸惑いを感じてしまいました。次々と現れる新手の登場人物、一見、行き当たりばったりにも見える、突飛な展開に最後まで振り回されっぱなしでした。【水没ピアノ】の創士がなんと!え、え〜っ!なのにも驚かせられました。何とか読み終わって、この「狂った世界」から抜け出せてほっとしました…
2013/02/09
PSV
「ああっ、お兄ちゃーーーん(はぁと)」な作品なんだそうな☆……じょぉぉぉぉぉおおおおだんじゃない!!狂った世界へようこそ!NHKへようこそ!!浦賀と西尾を足して2で割った、ハイブリッドなメフィストな野郎。誰にも勧められないのに、誰かに勧めてやりたい衝動に駆られる。勧めたら勧めたで、色々アレだが。「ああっ、お兄(以下略……… ★★★★☆
2012/05/24
がらは℃
登場人物たちが、凄まじく個性的で壊れている。公彦が霞むくらいに。。。 物語もぶっ飛んで壊れているけど、形を失っておらず、絶妙だな〜。
2010/09/19
那由多
母親の壊れ具合で、これは合わないなと半ばゲンナリしながら読み進めたが、終盤で急加速する面白さ。登場人物全員壊れてるし、トンデモ展開なので合わない人には絶対合わない。しかしメフィスト賞らしいのが好きな人にはハマる。ミステリとしてではなく、「お前ら、なんなの?」感を楽しむモノでした。
2019/05/31
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