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エナメルを塗った魂の比重: 鏡稜子ときせかえ密室 (講談社ノベルス サK- 2)

エナメルを塗った魂の比重: 鏡稜子ときせかえ密室 (講談社ノベルス サK- 2)

エナメルを塗った魂の比重: 鏡稜子ときせかえ密室 (講談社ノベルス サK- 2)

作家
佐藤友哉
出版社
講談社
発売日
2001-12-01
ISBN
9784061822108
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エナメルを塗った魂の比重: 鏡稜子ときせかえ密室 (講談社ノベルス サK- 2) / 感想・レビュー

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とら

小説って、何か得られるものがあると思う。でもこの小説で得られることは、現実を知らしめることだけ。でもそういう小説って必要だと思うんです。明るい、良い部分だけを抜粋して描写したとして、でもそんな中にもつらい部分とか絶望する所とか絶対あるんです。だから、逆に暗い、悪い部分だけを抜粋した小説も存在する。それがこれです。まあ、この作家さん好きなんで個人的には最高のエンターテイメントでしたが。もう、ずっと読んでいられると思う。ただ、気分はどっちかというと最悪。でも読まされるんだよなあ。文が面白くてw次も楽しみです。

2012/02/18

藤月はな(灯れ松明の火)

ちょびっつのコスプレカバー版で再読。高校受験の際に精神的にお世話になりました。「虹色のダイエット・レモンコカコーラ」で転換期を迎えた佐藤友哉の露悪的な視点がもう清々しいです。自分の立場を分かっているがゆえにコスプレでなければ自己変革できない子や自分の罪に無自覚で自己弁護して生きてきたカニバリズム少女、教室でのヒエラルキーがリアル。再読して所々にCLAMPやマニアネタが盛り込まれていることが分かりました。やっぱり、同人誌馬鹿(BY 創二)でプライドにしがみ付かずにゴーイングマイウェイな稜子姉さんが好きです!

2011/10/05

がらは℃

物語が物語を覆い尽くして行く、その物語をまた物語が覆い尽くして行く。題材やトリック(?)は面白いけども、表現が気持ち悪すぎて読感が悪いのがなあ。。。

2010/12/04

みなみ

複数の登場人物の視点から描かれる生活は、悩みを抱えている。一人は人間しか食べられないようになっていて、一人はドッペルゲンガーに襲われ、一人はコスプレを通して自己変革している…。ぶっ飛んだ内容に着いていくのが精一杯だった。ミステリーとして、謎が解明される部分もある一方、分からないままの部分もあって、モヤモヤとしたまま読了。

2024/03/03

Zann

前作『フリッカー式』を読んで気になったので。目立たない自分が嫌でコスプレをする羽美、壮絶ないじめの中心の一人である中村、カニバリズムの砂絵、変な女の子を拾ってしまった職業不明の男王田、四人の視点から物語が紡がれていくのですが、出てくる登場人物が全て支離滅裂。ほぼメタ的なしゃべり方です。四人の話がどう繋がるのかが気になり一気読みでしたが、読み終わった後もスッキリとはしてないですf(^_^; 私的には、西尾さんよりは読みやすかったかなぁ…(•﹏•๑)

2014/06/04

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