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学園祭の悪魔: ALL IS FULL OF MURDER (講談社ノベルス ウF- 7)

学園祭の悪魔: ALL IS FULL OF MURDER (講談社ノベルス ウF- 7)

学園祭の悪魔: ALL IS FULL OF MURDER (講談社ノベルス ウF- 7)

作家
浦賀和宏
出版社
講談社
発売日
2002-02-01
ISBN
9784061822351
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学園祭の悪魔: ALL IS FULL OF MURDER (講談社ノベルス ウF- 7) / 感想・レビュー

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W-G

シリーズで一番好きかもしれない。ミステリの十戒も物語の整合性も、全て無視したストロングスタイルで、読み進めてきた読者へのインパクトは絶大。視点人物の女子高生も、その周辺の学生もその親も、微妙な気持ち悪さを感じさせながら、語り口は今までになくライト。安藤と穂波妹の暗号文のやり取りのくだりも、結局何だったのかよくわからないままだったり、毎度毎度、登場人物が作品ごとに人格変わりすぎてたり、もうちょっとなんとかしろよ!と突っ込まれても仕方ない粗も目立つが、コンパクトにまとめたことが奏功している。

2018/08/20

雪紫

再読。語り手の(表面上は)明るい女子高生なせいなのかライトに見えるが名探偵批判とアンチミステリの浦賀さん節、盛大炸裂。ある意味最大級の結末。果たして名犯人とは?初読時(高校時代本屋で立ち読み)は犯人とその動機、後世界一美味しくなさそうなウィンナーの表紙に頭がいっていたけど、浦賀さんが亡くなった今となっては・・・。続き書かせて欲しかった。「透明人間」の飯島君いわく安藤君は留美をちゃんと大事に思ってるんだよね、あれで(再読すると彼女色々含みあるような・・・邪推?)。

2020/07/31

りんご

薄いのもあってサラサラ読めてしまいましたが、内容は相変わらず酷いものです。「私」が狂っていくと思ったんだけど、違ったか。いやもうみんな狂ってるか。読んでる私も狂ってるのかもしれないね。安藤はとっくに壊れていたけれど、まさかそこまでとは。次で一応シリーズ最後。どう収める気よ?

2024/02/11

ピップ

ヤバい。こいつはいけねえ。世が世なら良化委員会の検問対象だこりゃ。しかもシリーズものでこれやる?まあ、安藤直樹シリーズだからこそできるんだろうけど、もともとモヤモヤするシリーズでようやく人物像が固まってきたのに、またグチャグチャになっちゃった(笑)以前、似たような感じの小説読んだな~人気漫画家が一番人気のヒロインを簡単に殺しちゃって事件に巻き込まれる話。作者は…浦賀和宏じゃん!って気づいてようやく納得できた。で、次がラストなんだけどどうするの!?ちゃんと完結してますように…

2022/11/21

あっちゃん

イケてる女子高生目線からの安藤シリーズの1つ!軽いノリの女子が主役なので、かなり読みやすい!しかし、それに騙されてしまうと…不意討ちのラストに浦賀作品の真髄を見た(笑)という事で、メンタルが回復するまで、暫くは次作は積んどく(  ̄▽ ̄)

2017/08/16

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