クロック城殺人事件 (講談社ノベルス キI- 1)
クロック城殺人事件 (講談社ノベルス キI- 1) / 感想・レビュー
みゆ
メフィスト賞を獲った北山さんのデビュー作。世界の終焉が近づく中で起こるディストピア・ミステリ。クロック城の不気味さはバッチリ♪解決編は赤紙で袋とじになっていて作者の意気込みが伝わります。トリック自体は納得なのですが、結局<ゲシュタルトの欠片>や<真夜中の鍵>って何だったの?菜美の存在はどう解釈すればいいの?と不明点たくさん。難解でカッコいい言葉で雰囲気は盛り上がりましたが、スッキリしない一冊でした(^-^;
2024/10/20
J7(読メ低浮上中)
終末が訪れるとされる世界、人の目に映るゲシュタルトの欠片という幻、本格推理的なタイトルなのに、初っ端から変化球の世界観を見せられ、ついてけるかなと心配になったものの、その独特の設定に魅せられ最後まで読了しました。SFめいた世界や際立ったキャラクターたちは西尾維新さんの『クビキリサイクル』を思い出しました。なんだかんだと最後の謎解きは論理的で王道的なのも。作中に出てきた“クロス”の数だけシリーズは続くのかな?続刊もあるみたいなので見かけたら読んでいきたい。地元の図書館には1冊しかないんだよなーこの作者の本。
2017/05/10
yukision
荒廃した世界がまさに終わろうとする時代に起こる殺人事件。ファンタジーのようなSFのような不思議な世界観の中,いきなり本格推理小説の様相を呈してくる。最後まで振り回されっぱなしだったが,まあまあ面白かった。図書館本のため,袋とじの部分が切り離されていてその部分に何があったのかが一番気になる。
2019/09/18
karatte
友人からの頂きもの。世界の終末を感じさせる落ち着いた文体(感嘆符が皆無)や幻想的な舞台設定は好みだが、如何せんトリックが性に合わず。
2017/04/03
ひろみ
店でちまちま読了。ゲシュタルトの欠片やらスキップマンやら真夜中の鍵やら、何のことだろうという疑問がぞくぞく。しかもその説明があまりない上に結果色々なものがどうなったのかわからないまま終わるという…読者置いてきぼり感がすごいww 舞台設定を受け入れるまで時間がかかったかなぁ。あと最初はミキって女かと思ってたからちょっと戸惑ったww 設定が設定なだけにSFかと思いきやトリックは至って論理的。所々入る遺伝子とかの説明は何のことやらだったけども。独特な雰囲気に慣れれば面白いのかな。首を切った理由はなかなか意外だっ
2015/02/03
感想・レビューをもっと見る