幽霊刑事 (講談社ノベルス アL- 10)
幽霊刑事 (講談社ノベルス アL- 10) / 感想・レビュー
kochi
課長の経堂に呼び出された刑事の神崎は、射殺されるも、一月後、幽霊となり復活。ただひとり気づいてくれたイタコの血をひく早川刑事と共に幽霊/霊媒刑事コンビの自分の殺人事件の捜査が始まる!見たり聞いたりバスに乗ったりできて、空も飛べるが、彼の声は霊的能力がないと聞こえないし、物理的な力は一切行使できないという、刑事としては肝心なところで役に立たない主人公が、婚約者は気付いてくれないという切ない状況で、二転三転する凶悪事件に迫る。漫才みたいだけれど、しっかりと本格している。宝塚歌劇でやるのもありでしょう。
2021/03/18
ビスコ
イベントも気になるが、「刑事だった俺は殺されて幽霊になった」というぶっ飛んだ基本設定を生かしきったトリックに脱帽。メインの密室が出てくるまでが非常に長いが、幽霊という基本設定を十分に知らせ、その哀愁を描く、と考えれば無理の無いこと。中盤でしっかり書かれているものの、ラストは切なくなる終わり方。その切なさを増幅させるようにアレだからなあ…… 霊媒刑事&幽霊刑事のコミカルなやりとりは、作家アリスシリーズのよう。もしかすると、ライトノベルに通じるものがある作家さんなのかもしれない。
2014/07/26
ソラ
再読。初読時に泣いたのを思い出した。当時はミステリ読んで泣いた事なかったからなあ。
2010/11/24
takaC
おもしろい
1999/01/01
きあ
【文庫版】で読了。
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