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QED竹取伝説 (講談社ノベルス タS- 9)

QED竹取伝説 (講談社ノベルス タS- 9)

QED竹取伝説 (講談社ノベルス タS- 9)

作家
高田崇史
出版社
講談社
発売日
2003-01-01
ISBN
9784061822955
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QED竹取伝説 (講談社ノベルス タS- 9) / 感想・レビュー

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えみ

今回も見事なQED、証明が終わった。『竹取物語』ならば様々な歴史的背景や作者の意図したところを鑑みても、二重の意味や隠された秘密など常識を覆されるような真実が見えてきそうで期待しながら読んだ。そして裏切らないのがこのシリーズの凄いところ。現代に起こった殺人事件から「かぐや姫」そして「七夕」さえも、その正体、本質を暴かれていく。タタルの最強の歴史推理はもはや歴史に残したいレベル、国宝級の歴史探偵といっても十分受け入れられる。歴史の中で生まれた伝説はどんなメッセージを残しているのか。事件との繋がりが興味深い。

2022/07/19

とも

★★★☆御伽噺の竹取物語、言わずと知れたかぐや姫の話しを題材に、その隠された裏の歴史があからさまにされる。たたらの悲話、君が代の謎、素戔男尊に纒わる神話との繋がり、古代出雲伝説にまで広がっていく。真偽を求めて真剣に読むもよし、どこまが真実でどこからが虚構かは別に一種のダークファンタジーとして読むのも一興かと。

2018/01/06

しいらかんす

もう何の事件があったのか覚えていない(私の記憶力の問題)。桑原崇の民俗学講座を聞いているといっても過言ではない思う。そしてその話を聞くのがとても面白い。にしても、タタルの話に付いていく奈々ちゃんは記憶力も学習能力も凄い(そこ?)

2018/01/14

那由多

前作の『式の密室』と重なる部分があるので、間を空けずに手に取ることをお勧めするが、独立した話なので個別でも大丈夫です。タタルの歴史解釈がすごく面白い。歴史を紐解くと暗部ばかり目に付くのは、勝者のための歴史だから仕方ないけれど、知ることによって何かが変わるはず。大国主命の命日も驚きだった。

2018/10/02

Mzo

安定のシリーズ。しかし、日本の物語はいろいろ深読みができるものですね。どこまでが真相かはわからないけれど、説得力は十分。今回も蘊蓄を堪能しました。

2022/02/24

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