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冷たい校舎の時は止まる (上) (講談社ノベルズ)

冷たい校舎の時は止まる (上) (講談社ノベルズ)

冷たい校舎の時は止まる (上) (講談社ノベルズ)

作家
辻村深月
出版社
講談社
発売日
2004-06-08
ISBN
9784061823754
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冷たい校舎の時は止まる (上) (講談社ノベルズ) / 感想・レビュー

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エンブレムT

ミステリー?ホラー?なんなの、このジワジワと侵食してくるような恐怖は!!既に起きてしまったことなのに、靄がかかったようにハッキリみえてこない真実。時が止まった校舎に閉じ込められた8人の、自らの内に閉じ込めた闇。徐々に明かされていく情報と導き出される結論には、見落としている何かがあるような気持ち悪さが残る。これは続きを読まずにはいられないです。・・・・・・作品も恐い。これがデビュー作という辻村深月さんが内包する世界を想像すると、それも恐い(笑)

2010/08/17

みっちゃん

7つの辻村作品のリンクを楽しんでこのデビュー作に取り掛かります。最初に【辻村深月】という登場人物にちょっとビックリ!時の止まった学校に閉じ込められた8人。学校祭での自殺に関係してるらしいが、何故だか自殺者の名前が思い出せない!次々起きる不可解な出来事、差し込まれる【ホスト】の独白。「自殺したのは自分では?!」自分の記憶にさえ自信が持てない不穏で不気味な状況にドキドキしながら頁を捲りました。衝撃のラストには思わず「うわっ!」の声が…この物語はどこへ行くんでしょう?

2012/11/19

at-sushi@ナートゥをご存知か?

何者かの観念が作り出した校舎に閉じ込められた7人の高校生。「かがみの孤城」の原型はここにあったのね、という著書デビュー作。 各々トラウマを抱えた男女の心象描写の巧さは流石。 この文量には審査員もドン引いただろうに、よくぞ発掘してくれたものだw ラストのホラー感にゾワゾワする((( ;゚Д゚))) 早速中巻行ってみよー!

2020/06/08

風眠

辻村女史のデビュー作、上中下3巻の大作に足を踏み入れた。舞台設定は上々、伏線が至るところに張り巡らされている。世界中で報告がある「集団失踪事件」について、精神世界の観点でエピソードが紹介されているところは、とても興味深く読んだ。人間は極限状態に陥ると、そこにいる人間を自分の意識の中に閉じ込めてしまうなんて、世の中には計り知れない現象があるのだなぁ…怖いけど、なんだか凄い。ひとつ残念だったのは、登場人物の名前が作者と同じということ。ここは変えてほしかったな…でも、もしかしたらこれも伏線なのかな。

2012/12/22

Satomi

辻村さんのデビュー作品。舞台は進学校の校舎。雪の降り積もる日、校舎に閉じ込められた8人の高校生たち。この多感の時期の少年少女たちの危うい心情を描かせたらこの作家さんはホントに上手い。青春もの×ミステリー、なぜ8人が…??2ヶ月前の自殺の真相は??ホストの存在は??期待を込めて中巻へ続く…!!!!

2015/07/22

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