冷たい校舎の時は止まる (中) (講談社ノベルズ)
冷たい校舎の時は止まる (中) (講談社ノベルズ) / 感想・レビュー
エンブレムT
「思い出せた?」繰り返される問いかけにドクンと心拍数が上がる。自殺したのは誰なのか?この世界を支配するホストの意図は何なのか?「思い出せた?」謎は明かされないまま、止まっていた時計だけが動き始める。ひたすら追い詰められる展開。そして浮き彫りにされていくのは、それぞれが抱えている心の闇。「思い出せた?」・・・思い出した。自分も彼らと同じ年頃には、狭い世界にがんじがらめになっていたことを。遮断された世界の外には出て行けなかった頃の痛みを。・・・下巻に進みます。
2010/08/18
風眠
登場人物ひとりひとりのエピソード、心に抱えていること、仄暗い闇、丁寧に描写されている中巻。そして動き出した時計、姿を消していくクラスメート。ここにきてやっと物語が動き出したが、ちょっと間延びし過ぎかなという感じは否めない。ラストに向かってどんなふうに収束していくのか、自殺した「ホスト」は誰なのか、結末を求めていよいよ下巻へ。
2012/12/23
みっちゃん
彼らの痛々しい記憶の断片をいたたまれない気持ちで読みました。そんなに自分を責めないで!君はちっとも悪くない!そう言ってあげたい。あの子らを支えていたのはやっぱり仲間と榊先生の存在でした。5時53分のチャイムと共に、白いマネキンを残して消える…その意味するものは?やっぱり榊先生がキーパーソン?気になる箇所でぶちっと切れる記憶の描写と、中々進まない話がもどかしい。先へ先へと読み急いだから、きっと伏線を見逃してるだろうなあ
2012/11/24
PSV
…これ上下2巻でも良くね?3冊に分ける意味を見いだせないまま、中巻も、少し話は進展したようなしないような、微妙な感じで。少しだけキャラは動いてきたけど、これが森博嗣とか舞城王太郎らと同じレベルかと問われれば残酷な天使のテーゼです。 ★★☆☆☆
2012/06/05
ゆみねこ
誰もいない学校に閉じ込められた8人。この巻ではとうとう4人まで…。結末が気になるので一気に下巻へ!
2014/01/14
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