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熊の場所 (講談社ノベルス)

熊の場所 (講談社ノベルス)

熊の場所 (講談社ノベルス)

作家
舞城王太郎
出版社
講談社
発売日
2004-12-07
ISBN
9784061824072
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熊の場所 (講談社ノベルス) / 感想・レビュー

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熊の場所バットおちピコーン!

2014/05/30

アサギモ

短編で、しかも舞城。相変わらずストーリーの読めないタイトルが3つ。ピコーンって(笑)咄嗟に股間のムスコを連想しましたが、何故かピコーンと関連してました。お下劣ですねー。ぶっ飛んでますねー。仕方ない、舞城ですからね。ティーンエイジャー用語でライトな文体なのに、テーマはちゃんと決まってる。ただ、意図的なのか読者にはそのテーマを分かりづらく見せてるような作風。『熊の場所』は恐怖への帰結。『バット男』は不条理。『ピコーン』はフェラチオがメタってます。全てが高次元です。本当に、舞城に作品の解説をお願いしたい。

2012/06/15

でーじ

各短篇にどういう趣旨があるのか、全く予想させない舞城節。読み進めていくと期待を裏切らないものがちゃんと返ってくる。表題作はそのメッセージがずばり胸を衝いてきた。「バット男」はちょっと分かりづらいけど、なかなか示唆的。「ピコーン!」は舞城ならではの変格ミステリーとして楽しいし、まさかアレが最後感動的に使われるとは…(絶句)

2012/07/14

red

この作家さんの本は初めて読みました。薄い目の本で様子見のつもりでしたが、本の装丁やタイトル、文体、改行の無さに惑わされずに読んでみると、すごくテーマ性があって面白かった。「ピコーン!」、すばらしいです。もう少し厚めの舞城本に進みたいと思います。

2012/09/19

ももんが

初めて、この作者の本を読んだ、紹介されなければ一生読まなかったと思うジャンル。「くまの場所」は回避している限り、クリアできない、逃げるなというテーマ。それがバイオレンスな物語の中に散りばめられている。非常に納得。暴力ものは苦手であるが、圧倒的な筆力のおかげで、一気に読むことができた。ブレスのない文で、中島みゆきの歌のようだった(^O^)。

2013/05/27

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