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子どもたちは夜と遊ぶ(上)

子どもたちは夜と遊ぶ(上)

子どもたちは夜と遊ぶ(上)

作家
辻村深月
出版社
講談社
発売日
2005-05-10
ISBN
9784061824294
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子どもたちは夜と遊ぶ(上) / 感想・レビュー

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エンブレムT

過ぎ去ってしまえば2度と戻らない【時】。それは、かけがえのない大切に思える時であっても、振り返りたくもない辛い時であったとしても、同じように決して戻ることはない。けれど、その【時】を過ごしたことは消えない。心の奥深くに沈みこませた感情も、なかったことにはできない。その感情にうまく折り合いを付けることができないのは、子どもだからだというのか?夢だとわかってるのに目覚める事ができない悪夢に迷い込んでしまったような上巻。連続殺人やミステリーの解決よりも、沈み込む心の闇を払うような展開を求めて下巻に進みます。

2010/09/15

れいぽ

不穏な連続殺人事件。「i」と「θ」という記号の犯人。浅葱の辛く重い過去。話しを構成する要素は救いのないものなのに読む手がとまりませんでした。細かい描写から人物像が立ち上がってきて、紫乃がホントに嫌~なタイプ^^;浅葱の抱える蛹から孵るのは蝶なのか蜂なのか。間を開けずに下巻へ→

2011/03/10

パフちゃん@かのん変更

『ぼくのメジャースプーン』『名前探しの放課後』に出てきた秋先生。彼の秘密の能力をどう使うのか知りたくて読んでみた。今のところそんな気配はなく、双子の兄弟の殺人ゲームが展開している。下巻に期待!

2014/12/17

nyanco

児童虐待、ネグレスト、子供同時のいじめや暴力、そのシーンだけでも胸が詰まるのに、殺人をゲームにするというテーマが何とも重い。例え小説であっても多くの罪なき人がゲームとして殺され、謎を解くタイプの作品はやっぱり苦手。しかし一気に読みこませる辻村さんは流石。

2009/08/29

nyaoko

大昔、娘に借りて読んだけど、上巻の内容をほとんど覚えていなくてブクオフにて発見し即購入。突然のメールはiと名乗った。それは、もしかしたら生き別れかも知れない兄の可能性が高かった。彼を追い求めて殺人ゲームを繰り返すθ。殺人の描写がとてもグロイ。そして、月子と紫乃の薄皮1枚で繋がってる女の友情が読んでいてイライラ来る。けど、いるんだよなぁ、こういう女の子って。そして、上巻を締めるiからのメッセージ。これは戦慄。さて、下巻へ。

2015/09/29

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