上高地の切り裂きジャック (講談社ノベルス シC- 20)
上高地の切り裂きジャック (講談社ノベルス シC- 20) / 感想・レビュー
山田太郎
再読。読んでるはずだけど、まるで記憶にない。それなりに不可能犯罪というか風呂敷のたたみ方も難しいものだと思った、もう書かないのかな、御手洗物は?いま何書いてるのかな、最近新作でないけど、今度出るのかな?
2017/11/06
Taka
上高地の切り裂きジャック。上高地に内蔵が抜かれた女優の遺体が発見された。しかし彼女は遠く離れた土地にいて、残された体液の持ち主も犯行は不可能。異国の地でウジを手かがかりにあっさり犯人を燻り出す名探偵だが、少し欲求不満が。山手の幽霊。前作の不満をぶっ飛ばす御手洗シリーズらしい作品。山手線には幽霊が現れる。呪われた家で続く不可解な死。死んだはずなのに動き回り地下室で餓死する男。電車に張り付く死んだ女。トンネルの怪。巨大な地下室を使った大ががりな復讐トリックは流石御手洗シリーズと満足。トンネル探索シーンは最高
2021/12/10
ソラ
内容(「BOOK」データベースより) 腹を一文字に切り裂かれた女優の死体が上高地で見つかる。物証をもとに容疑者が逮捕されるも、動機が不明で、アリバイがあった。事件解決の相談を受けた名探偵・御手洗潔は発見現場に残された“あるもの”に着目。それははたして事件解決の突破口となるのか?
2010/05/22
seimiya
中篇2作。どちらの事件も思いこみや手違いなど、犯人の意図せざる要因で奇妙な見え方をしている。表題作『上高地の切り裂きジャック』の結果としての猟奇性。理由が分かれば恐怖は薄れるけれど、生々しい描写は苦手だな。『山手の幽霊』は謎が多すぎて途中で考えるのを放棄し、石岡君や丹下警部とともに御手洗潔にじらされた。犯人の最期が可哀想。
2013/04/07
ゆい
収録されている2作品のうち表題作は島田荘司さんにしては地味だと感じられました。逆に「山手の幽霊」は島田荘司さんらしい不可解な謎と派手なトリックで満足できる作品でした。犯人の動機を知って、気の毒でやるせない気持ちになりました。
2021/08/30
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