仕掛け花火 綾辻・有栖川 復刊セレクション (講談社ノベルス エA- 2 綾辻・有栖川復刊セレクション)
仕掛け花火 綾辻・有栖川 復刊セレクション (講談社ノベルス エA- 2 綾辻・有栖川復刊セレクション) / 感想・レビュー
ぽん
「花火」はすごかったです。読んだあと、しばらくずっとドビュッシーの「花火」が頭の中で流れ続けるんです。音楽を呼び寄せる物語って、なかなかないので新鮮でした。39編のショートショート、いろんな世界をあちこち旅したみたいでした。「月光剣」「秋」が好きでした。ノスタルジー、人の心の細い溝に入り込むような、つかまれる作品たちでした。
2016/03/03
ソラ
内容(「BOOK」データベースより) ミステリー、SFから時代物まで、ユーモアとノスタルジアあふれる絶品ショートショート39連発!!40年前の花火の弾けた思い出が目の前に蘇る「花火」。村長が旅人に猫の頭をかぶる奇習について語る「猫かつぎ」など。星新一氏が自ら「後継者」と認めた奇才のショートショート作品集がついに復刊。
2010/07/18
シアン
(図書館本)ショートショート。いろんなジャンルのお話がたくさん詰まった、一冊。ほんわかしたり、ちょっと怖かったり、不思議だったり。一冊で色々楽しめる、ドロップのような作品。
2015/07/02
ソラ
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) ミステリー、SFから時代物まで、ユーモアとノスタルジアあふれる絶品ショートショート39連発!!40年前の花火の弾けた思い出が目の前に蘇る「花火」。村長が旅人に猫の頭をかぶる奇習について語る「猫かつぎ」など。星新一氏が自ら「後継者」と認めた奇才のショートショート作品集がついに復刊。
2008/02/01
Ted
'92年12月刊。○星新一の唯一人の弟子・江坂遊によるショート・ショート集40編。冒頭の異様な状況設定をスムーズに掴めればオチまで一気に読めて楽しめる。星が確立したショート・ショートの定石や文体をよい意味で裏切る異色の作風である。そもそも既成の概念をひっくり返すアイデアがショート・ショートの肝というか売りなので二重の意味で新鮮であった。プライドが高く、意外に嫉妬深かったらしい星が弟子と認めて可愛がったのも、自らの作風と全く競合しなかったからであろう。最後にニヤリと笑える「夜釣りをする女」が一番気に入った。
2014/04/02
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