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QED 諏訪の神霊 (講談社ノベルス タS- 22)

QED 諏訪の神霊 (講談社ノベルス タS- 22)

QED 諏訪の神霊 (講談社ノベルス タS- 22)

作家
高田崇史
出版社
講談社
発売日
2008-01-11
ISBN
9784061825772
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QED 諏訪の神霊 (講談社ノベルス タS- 22) / 感想・レビュー

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初美マリン

諏訪大社など四つの宮を持ちさらにあの荒々しい御柱祭。古代からの不思議は納得できるものではなく、やはり不思議なままでした。千二百年は人知の及ぶ範囲ではないと思いました。

2023/12/21

えみ

QEDシリーズを読むと毎回自分の無知さを知らされる。日本の歴史にこんなにも深い解釈ができる要素が至る所に鏤められているのかという衝撃。この中毒性にやられて、じっくりと腰を据えて読み進めているシリーズ。今回の舞台は諏訪。濃厚で濃密すぎる歴史の謎と事件の謎。二つの謎を解き明かすため、桑原崇と棚旗奈々は長野県の御柱・御頭祭の忘れ去られていた本当の姿、隠されていた意味を知るが如く、現地を回りながら探求していく。事件と歴史それぞれの視点から語られていながら最後は一つに集約されていく。その巧みさと歴史の意外性に溜息。

2023/05/05

るぴん

シリーズ15弾。諏訪の御柱祭、御頭祭の謎に迫る。有名な祭だけど、大部分が謎だとは知らなかった。「またしても、勝利者の残した歴史だ。敗れた者には、言葉を与えられない。だから我々が本当に真実を知ろうと思ったら、それら以外の部分をージグソーパズルのピースを嵌め込むようにしてー少しずつ拾い集めていかなくてはならないのだ」。タタルが辿り着いた結論が正解とは限らないけれど、やはり納得できる説ではあるなぁと思う。しかし今回は特に事件パートはいらなかったのではないかと…。祭りの謎だけで十分面白かった。

2017/12/08

とも

★★★☆諏訪御柱祭の謎解きという歴史ミステリーと、並行して現代で発生する殺人事件というミステリー二段構えの構成はいつもと同じ。そうして、歴史テーマがドメスティックでマイナーな時には、現代ミステリー色が濃くなるのもひとるのパターン。そういった意味、御柱については、山の急斜面を巨木に人が乗って落ちてくるくらいしかイメージがない一地方の祭りであるため、歴史的ミステリー的に多くは期待をしていなかったのが、それなりには面白く読める作品であった。それよりかは、あとは出雲と伊勢を残すのみ。ただただ、愉しみである。

2018/04/08

よっしー

このGWに諏訪大社を巡る予定にしているので…久しぶりの再読!! 神社の中をガイドブックと照らし合わせたりしながら読んでいたので、思った以上に時間をかけての読了となりました。後は現地に行ってタタルさんの蘊蓄を思い出すだけですが…まぁ無理でしょうね(笑 

2019/04/29

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