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人魚と提琴 玩具館綺譚 (講談社ノベルス イQ- 1)

人魚と提琴 玩具館綺譚 (講談社ノベルス イQ- 1)

人魚と提琴 玩具館綺譚 (講談社ノベルス イQ- 1)

作家
石神茉莉
出版社
講談社
発売日
2008-02-08
ISBN
9784061825833
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人魚と提琴 玩具館綺譚 (講談社ノベルス イQ- 1) / 感想・レビュー

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HANA

レーベルからミステリと思い読み始めたが、実際は幻想小説であった。燃え上がる村とヴァイオリンの記憶、謎めいた演者、土蔵の中の声帯を取られた人魚と聞いてはいけない音楽。それぞれのイメージは非常に好みで、読んでいてわくわくしますな。物語自体は劇的な展開はなく、淡々と進む感じだけど。そして段々明らかになっていく音楽の秘密…「エーリッヒ・ツァンの音楽」もそうだけど、聞いてはいけない演奏してはいけない音楽って秘された分一層魅力的に感じます。魅力的な「三隣亡」店主兄妹があまり動かず、そこはちょっと残念だったかな。

2022/11/27

夜長月🌙@新潮部

これが幻想小説か。趣味の悪いゾンビショップとしか思えなかった玩具館「三隣亡」が最後には雄大なるもう一つの世界につながる唯一の入り口だったようにも感じました。不思議な雰囲気のまま謎を残して終わるのが幻想小説かと思いましたが、人魚伝説とヴァイオリンの音色の謎がうまく納まりました。

2017/05/29

はつばあば

不思議な世界に行ってきました。「鏡の国のアリス」や「雪の女王」は小さい時から好みではなかったので・・この本も感想が書けない。つくも神なんかは好きなんですが、解かろうとしないからでしょうね^_^;。

2015/04/28

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

世界観が好き。冒頭の黒猫と白猫、鏡の国のアリスの台詞、店主の兄妹のキャラクターが良かった。長編ミステリもいいけど、この店を舞台にした幻想的な連作短編も読んでみたい。

2020/06/18

ひょろ

異形コレクション綺賓館「人魚の血」に収録された同タイトルの短編を長編化したもの。短編版は人魚に重きを置いていたのに比べこちらは音楽に重きが置かれている。人魚についての描写は少ないため怪奇幻想味が薄いように感じられた。どちらかというと短編版の方が好み。ただし、三隣亡の人物たちは魅力的。美珠さんといいTといい何者なんでしょうか。

2015/07/05

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