カクレカラクリ (講談社ノベルス モF- 42)
カクレカラクリ (講談社ノベルス モF- 42) / 感想・レビュー
まゆ
「絡繰り」の字面が好きなのか「カラクリ」の音が好きなのか、とにかく読んでいてほんのりドキドキする一冊でした。好きだなぁ。「第5章 祭りで見たのは百二十年の意志」に心が震えました。すごい。これ映像化してほしい。私の頭では最後の三角が想像しきれなかった「鍵」と、あの感動的な第5章を、ぜひ見てみたいです。森先生、ほかに磯貝機九朗の物語書いてないのかな?読んでみたい。興味深い人物。そういえば、やたらとコーラが出てきて何かのヒントかと思っていたのに。。?謎。「僕もそう言おうと思って、必死に思いとどまったところです」
2014/10/05
NORI
男子大学生2人が同級の女子大生の故郷・鈴鳴村に行くことになり120年前に造られた絡繰が何処かに眠っているという…名家の対立、絡繰を作り上げた子孫等、、そしてその絡繰が今年動き出す…シリーズだと天才が謎解きをするが、これは普通の大学生が謎解きをするのが親近感が湧いてワクワクする青春冒険ミステリでした!
2023/01/29
kishikan
なんという非効率さ。たったあれだけのために?あんな僅かなことのために、これだけの装置を作り上げたエネルギィ。・・・・・無駄だとわかっているのに、自分の技の全てをかけたのだ。何の役に立つというのか。何も生み出さないではないか。僕にはこの作品がもっとも森らしさが現れている小説だと思っている。詩的なところ、趣味の機関車、機械マニア、工学、建築学の要素もある、そして学生の登場と・・・・。どこかファンタジーで、どこか世の中への皮肉もある。S&MやVシリーズの続編が無理なら、このような新作を読みたいものだが。
2008/08/20
MarsAttacks!
ひと夏の青春ミステリーという感じですね~こんな感じの夏休みを過ごしてみたかったかな?田舎に美しい姉妹、そして廃墟と隠れ絡繰りの謎、羨望の感じで読んでいました。隠れ絡繰りの秘密も良かったですが、エンディングも良い作品でした。
2019/04/14
やーるー
丸くて四角くて三角。なるほどねぇ。頭が固くなってきてるなぁ。
2015/02/11
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