生まれ来る子供たちのために (講談社ノベルス ウF- 18)
生まれ来る子供たちのために (講談社ノベルス ウF- 18) / 感想・レビュー
しろ
☆7 さすが最終巻、超絶キワモノだ!最初と最後、僕の頭は「???」って感じ。そしてもはや安定の、脇キャラのくずっぷり。誰もが持つ青臭さを肥大化させている。剛士ENDの突拍子もない急展開はもはやなんとか小説の形を保っているだけ。そして純菜ENDの救われなさも異常。もう最後までキワモノすぎて、巻末の「この物語はフィクションです。~~」って一文でなぜか笑えた。とにかく、現代文学の枠を破壊したこのシリーズ最終巻としては文句なしなのかな。前半で見せた、シンプルなイヤミス路線オンリーの作品も読んでみたいな。
2012/05/31
ソラ
内容(「BOOK」データベースより) 世界で一番醜く、孤独な男―八木剛士。剛士を唯一支えてきた少女―松浦純菜。だが、剛士の非道な行いにより二人の関係は崩壊し、彼の最後の拠り所であった、最愛の妹にまで悲劇が!!運命に翻弄される剛士は、最後の復讐を開始する…。すべての絶望が向かう先には一体何が―!?ついに明かされる、剛士の出生の秘密!
2008/11/11
いがぐり君
大満足! ・・・と言いたいところなんですが欲を言えば最後の純菜の心情パートをもっとページ数使ってほしかったです。 でも、このシリーズは本当に素晴らしかったです。こんなにイタイ小説、他には知りません。でも、こういう思考回路にならざる得ない人間というのは確実にいるし、そういう人間にとってはこの小説は日本文学の最高傑作だと言ってしまってもいい!!
2010/02/26
ソラ
【再読】
2019/01/03
keigo
最後の最後でいろんなことが起きまくって、なんというかすごい終わり方だった。わりと大満足。このシリーズ、けっこう好きかも知れない。いろんな意味で、浦賀和宏にしか書けない唯一無二の小説だった。
2010/03/17
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