カンナ 飛鳥の光臨 (講談社ノベルス タS- 24)
カンナ 飛鳥の光臨 (講談社ノベルス タS- 24) / 感想・レビュー
とも
★★★★シリーズ第一巻。QEDシリーズに比べれば少々小粒なれど、初巻の歴史テーマは古代飛鳥。なかでも聖徳太子と蘇我氏の謎に挑む。昔の教科書で見た1万円札の太子の肖像画が実は本人ではないことは今や史実だが、それ以上に突っ込んだ謎に迫るとともに、蘇我馬子、蝦夷、入鹿の名前の違和感を解消から始まり驚くべき説が飛んでくる。最期は大化の改新から壬申の乱への移行で中大兄皇子の人心が離れていく理由まできっちりと説明してくれる。さぁて、また歴史の謎を解明ではなく、当然とされている歴史を覆えす醍醐味を愉しみに読み進めたい。
2018/10/10
zag2
2巻目から読んでしまったので、1巻目に戻って読了。この展開は面白い。聖徳太子や蘇我氏をめぐるあれこれには、若い頃に夢中になって読んだ梅原猛の著作…本書の参考文献にも掲載されていますが…を懐かしく思い出しました。これはしばらくシリーズを追いかけることになりそうです。
2023/09/23
poke
とうとうカンナシリーズにも手をだしてみます。あんなに苦手だった歴史が段々苦もなく頭に入ってくるようになったのが嬉しい。今回の聖徳太子も学校で教わった時にはなんとなく幻の人物だったのが、そういうことだったのかもしれない、とどこか納得できました。次も楽しみ。
2017/01/29
NOBU
古代史の謎は面白いし、秘匿されてきた文書の存在や忍者の末裔の活躍も亦楽しからず乎。 この大風呂敷をどうやってまとめてくれるのでしょうか?続きが楽しみ。
2013/02/19
ソラ
内容(「BOOK」データベースより) 伊賀忍者の末裔である鴨志田甲斐は、出賀茂神社の跡取りとして気楽に暮らしていた。が、日本史を根幹から揺るがしかねない社伝を盗まれた上、兄と慕っていた諒司が失踪。さらに不可解な密室殺人事件に巻き込まれ、現役東大生巫女の貴湖とともに事件の真相を追う。
2008/11/13
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