ウロボロスの純正音律 (講談社ノベルス タD- 7)
ウロボロスの純正音律 (講談社ノベルス タD- 7) / 感想・レビュー
やまだん
竹本健治の実名メタミステリ第三弾。囲碁漫画制作のために古めかしい洋館「玲瓏館」を仕事場とし,知人をアシスタントとして使っている最中に発生するモルグ街の殺人などの古典的推理小説に見立てた連続殺人事件について,京極夏彦や綾辻行人といったそうそうたる面々が推理に挑む。くらくらするほどの衒学的記述が満載であり,キャラクターも魅力的。竹本健治の作風はとても肌に合うのでかなり楽しめた。真相は,そこまで驚けるものではないが,このシリーズとしては分かりやすく,すっきりしている。全体的に見て,十分満足できるデキ(70点)
2015/11/04
まるまる
前に一回読んだ気がする…のは、オランウータンと地下合唱団にどうも覚えがあるからなんだけど。 解決が最高にぶっ飛んでいて、今まで真剣に悩んだのはなんだったのかという。 でも竹本氏に関してはそういう突っ込みをするのは野暮というか、これこそが竹本氏なんだろう。 ウロボロス、終わりらしいけどもう一回やってほしいなあ。
2011/12/07
CCC
本筋はおまけです、ってなくらいに脇道部分の内容が濃かった。囲碁、音楽、少女漫画、天文学と話の幅がめっさ広い。それから、著名な作家が実名で出てくる。皆キャラが立っていて、人物を魅力的に書くのが上手いなあと思った。以上、シリーズ未読者の感想。シリーズの中で本作は若干作風が違うらしいし、他も気になる。
2012/08/06
まつだ
福井某の事件だけでよかったのに……。しかもそれは全員がなかった事件扱いで。
2011/05/06
tatsuru
歴代ウロボロスシリーズに比べると素直だった.これで終わりってのはちょっと寂しいな
2010/06/27
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