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私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス キI- 5)

私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス キI- 5)

私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス キI- 5)

作家
北山猛邦
出版社
講談社
発売日
2011-03-01
ISBN
9784061827486
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私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス キI- 5) / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

短編集。物理トリックの北山さんらしからぬ作品が多いが、終の童話が良かった。

2014/02/26

財布にジャック

北山さん初読みですが、惚れてしまいました。ミステリーとファンタジーが入り混じっていますが、どの話もよく考えて練られています。特に最後の一行で「あっ!」と言わせてくれます。表紙の雰囲気とは違ってダークなのがちょっとばかり気になりますが、他の作品も是非読みたくなりました。短編5編の中でも「妖精の学校」と「終の童話」は短編にしておくのは惜しいと思いました。長編でも読んでみたくなる設定で、ドキドキしました。大当たりな短編集で大満足です。

2013/08/18

モルク

可愛らしい表紙に騙されてはいけない。ミステリー、ファンタジー、ホラー、イヤミス…それぞれにいろんな要素が散在する5つの短編集。最後にあっと驚きがある。5編の中で、孤島にある子供たちの「妖精の学校」の最後のオチの部分は、私の知識のなさか想像力のなさなのか、あの数字の意味がわからず調べてやっと納得。あぁ確かにそうだね!「千年図書館」の最後のページと同じ感じね。理解するとその社会性にずっしり来る。「恋煩い」「終の童話」が好み!

2020/07/21

hirune

女の子の片想いから詐欺師の話し、SFやファンタジーっぽい短編が5編。ずーっと漂う不安感、最後にヒヤッとする結末。あんまり救われることはないし、全然甘やかしてはくれません^^; 引き込まれて読みましたけどね☆しかし、「妖精の学校」の結末の数字の羅列が何なのかさっぱりわかりません★誰か頭がピーマンな私に教えてくれないかなぁ〜

2016/03/12

スカラベ

《再読》『終の童話』をもう一度読みたくて手に取りました。いつまでも頭の中に映像が残り忘れられない作品です。村人達を石に変えてしまう石喰いも恐ろしいが、純粋無垢な少年の痛切な願いとラストの行方は胸が締め付けられるよう。全部で5編の短編集ですが、いずれもが、いろんな意味でラストに驚かされます。『恋煩い』は、おまじないに傾倒してしまう女子高生の話でラストは、その悪意が衝撃的。『妖精の学校』は孤島で記憶を忘れた子供たちの話。最後に示される数字の意味を読み解くと微妙な社会問題も見え隠れし、一筋縄では終わらない作品。

2014/09/06

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