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QED 伊勢の曙光 (講談社ノベルス タS- 36)

QED 伊勢の曙光 (講談社ノベルス タS- 36)

QED 伊勢の曙光 (講談社ノベルス タS- 36)

作家
高田崇史
出版社
講談社
発売日
2011-10-06
ISBN
9784061828063
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QED 伊勢の曙光 (講談社ノベルス タS- 36) / 感想・レビュー

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初美マリン

伊勢神宮とは本当に不思議な所。20年ごとの遷宮もどこをお参りしたらいいのかわからなかっあ内宮、お賽銭箱もない。何も知らなかったということがわかった本でした。

2021/01/31

ぶち

読友さんの感想を拝読したら、途中の巻をすっ飛ばして最終巻に飛びつきたくなりました。だって、天皇の祖神と言われている天照大神と伊勢神宮の謎がテーマなんですもの。 提示された天照大神と伊勢神宮に関わる謎は30もありましたが、私が最もビックリしたのは"天皇が明治時代まで公式参拝しなかった"という点。えぇぇ、皇室の祖先なんでしょう!? 何故、天皇家では軽んじられてきたの? 伊勢神宮とはいったいなんなの? 謎解きに明治維新政府の思惑まで飛び出してきて、興味がつきません。やはり、参拝に詣でないといけませんね。

2023/07/15

みかん🍊

シリーズものと知っていたが取り敢えず地元伊勢のをと手に取ったらシリーズ最終巻だったとは、秘宝の展示のため伊勢から来ていた神職がホテルから転落死し秘宝が盗まれた、一見強盗殺人と思える事件だが伊勢の神社の謎が深く関わっていた、その謎を解くため動く崇、奈々を含む面々がシリーズのレギュラーで人間関係が不明なまま進んだので、人物相関図が欲しかった、地元でよく行くとはいえ市民ではないので伊勢神宮について知らなかった事も多く、神と言えど生々しくしかも政治的策略により改編され上書きされていたとは今も昔も変わらない。

2023/06/20

ひめありす@灯れ松明の火

あの日、手当たり次第に新しい作者を欲した日。もし、この本に出会わなかったらどうしていたのだろう。お寺も、神社も、歴史もずっと好きだった私。けれど、そんな風に正史として語られる物語は瞬きの内側にあるもので、私が学び信じていたものは一体何だったのだろう、とものすごい衝撃を受けた。あれから六年。差別語と言われた言葉、封じられた神様、歴史の空白、信仰の秘密。今、考える事から逃げずにいられる事、むつかしい事を進んで考えようとする力は、このシリーズがくれました。祟さんと奈々さんの二人の愛の物語も、これにてQ.E.D

2012/01/24

R

オカルト系ミステリというのか、伊勢神宮の謎に考古学的な感じで挑みながら、ある殺人事件を解決するというお話。話の8割近くが、伊勢神宮ってなんだ問題に割かれていて、正直事件の解決は些細なというか、あまり重要に感じられず、ただ日本の歴史における神宮、伝承や伝説のあり方への新説めいた内容を聞くものでありました。読んでいて、それは…と眉をひそめてしまったりしたので、自分もまた、ある種作られた神宮思想に染まっているようにも思うんだが、考古学や古代史の読み解きは面白いと感じる一冊でありました。

2020/09/22

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