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カンナ京都の霊前 (講談社ノベルス タS- 38)

カンナ京都の霊前 (講談社ノベルス タS- 38)

カンナ京都の霊前 (講談社ノベルス タS- 38)

作家
高田崇史
出版社
講談社
発売日
2012-07-01
ISBN
9784061828223
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カンナ京都の霊前 (講談社ノベルス タS- 38) / 感想・レビュー

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ひめありす@灯れ松明の火

年の初めは歴史ミステリーと言う事でカンナ最終刊。突然出来る子になった第七感の男・甲斐。訳あり巫女ガール貴湖。今回一番悲惨な目・竜之介、美しき人妻・志乃芙、不可思議系オッドアイ少女・澪、奇跡的に生きてた婚約者・聡美、そして格好良すぎる名犬ほうろく、空と地を統べるのは金の烏か玉の兎か、という豪華総出演でした。毒草師や翔一や聡美の姉など、新しい登場人物が色々匂わせていて、ここで何かの終わりと言うよりは、次の新しい物語へのステップのようでした。そして、物語と歴史はまた繋がり、複雑に絡み合いながら繰り返されていく。

2013/01/07

るぴん

カンナシリーズ第9弾。「蘇我大臣馬子傳暦」を巡る争いも京都で遂に決着。藤原氏によって極悪非道な一族とされた蘇我氏。国の根幹を造りながらも朝廷に散々搾取され、日陰に追いやられた秦氏。2つの悲劇の一族の歴史が主軸でもあったんだろう。知恩院保管の「群書類従」には驚愕!◯徳天皇⁈墨で塗り潰されていたり破り取られていたり、丹波が言うように宮内庁が調べさせないということが、何よりの証拠なのかも。「傳暦」の内容や覚醒した甲斐の能力には少し肩透かしだったけど(笑)、楽しめたシリーズだった。次は『神の時空』を読もう。

2020/03/18

藤月はな(灯れ松明の火)

玉兎、波多野村雨流との全面対戦と裏切りの展開が早かった最終巻。まあ、副題に隠した「あること」を考えると9巻で終わらなきゃいけなかったかもしれませんが。そして甲斐の隠れた能力の完全覚醒。QEDシリーズ同様、まだまだ、続きそうな予感も含める終わり方なのが気になります。高田崇史作品御馴染みのあの人達の登場も凄く、嬉しいです。

2012/10/28

とも

★★★★最終話は京都が舞台。なかでも秦氏にまつわる日本の成り立ちを徹底解明しながら、天皇家の正当性を問う作品となった。しかし特筆は、「傅暦」をめぐる攻防のクライマックス。こちらも最期は謎が収束しきっちりと完結する完成したシリーズとなった。

2018/11/10

よっしー

カンナシリーズ最終巻。各々の思いをのせて、集うのは京都。一冊の社伝から始まった一連の事件がここに来て解決ではあるのですが、竜之介の祖母が殺されたり、組織の裏に国家権力が絡んでいたり…と、なんだかなと思う部分もありました。ただ、これで神社の周辺は落ち着いた…のかな。個人的には毒草師の御名形さんも名乗りをあげたし、QEDシリーズとも合わせてどこかで邂逅しないかな。

2023/04/01

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