シュークリーム・パニック ―生チョコレート― (講談社ノベルス クK- 4)
シュークリーム・パニック ―生チョコレート― (講談社ノベルス クK- 4) / 感想・レビュー
ちはや@灯れ松明の火
チョコレートは苦い?それとも甘い?一か八か食べてみなくちゃ分からない。金に困っても万馬券なんて立て続けに出るわけない、ならYOU銀行強盗やっちゃいな。目出し帽支給でも交通費は自腹、現地集合時間厳守でも点呼なし、銀行員が一番油断するのは何時でしょう。金で買えないスリルが欲しいならIt'sカジノタイム、マトリョーシカ的ダブルアップで勝率約65万分の1、いざ尋常に勝負のロシアンルーレット。白いスカーフと黒髪が風に揺れる、君の影を追いかけ続けたあの夏の日。フィルムに焼きつけた想いは、甘酸っぱくて少しほろ苦くて。
2014/01/05
papako
久々の倉知作品。面白かった!銀行強盗の現地集合、現地解散!最高です。『強運の男』ハラハラした。『夏の終わりと僕らの影と』前二篇がちょっとブラック気味だったので、身構えたら爽やかなラストでほっとした。猫丸先輩にまた会いたいなぁ。やはり他の未読も探さなきゃな。
2017/06/25
aoringo
やっぱりタイトルと中身が全然違う....銀行強盗と賭け事の小話的なものと青春ミステリー。どれもそれなりに楽しめました。
2018/04/22
ダイ@2019.11.2~一時休止
このタイトルであれば翌月発売のWクリームといっしょに一冊にしろよと思うのは自分だけ?
2013/10/30
ばりぼー
こういうタイトルとカバーイラストで、おまけに分冊にする必要はあるんでしょうか?本屋で「子供に頼まれて、仕方なく自分の読みたい自己啓発の本と一緒に買っていくおじさん」を思わず演じてしまいました。「現金強奪作戦!(但し現地集合)」は、猫丸先輩の匂いがして笑えます。「強運の男」は、他とはかなり趣の異なるブラックな作品。「夏の終わりと僕らの影と」は、70年代を舞台にした爽やかな青春ミステリーで、デジカメやケータイのない古き良き時代の空気が良く出ています。文句を言いましたけど、十分楽しめたので許します。
2014/05/15
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