たった一人の反乱 上 (講談社文庫 ま 4-4)
たった一人の反乱 上 (講談社文庫 ま 4-4) / 感想・レビュー
Tomoaki Yoshino
1972年第8回谷崎潤一郎賞受賞作品。自身、初丸谷才一作品である。通産省から家電会社に天下りしたエリート馬淵が主人公。若い妻、刑務所帰りの妻の祖母、長年尽くしている女中が登場するが、妻の祖母の出現で家の中の空気が変わっていく。物語は始まったばかり、下巻へと続く。
2016/05/27
となりびと
元官僚の主人公とその彼を取り巻く個性的な女性達の日常…あくまで日常。長年世話してくれている女中、モデルの若妻、その祖母は刑務所から出てきたばかりで同居する事になり。物語は何か大きく進展するようでそうでもない。何気ない日常だから。丸谷さんらしい言葉遣い(まだ旧仮名遣いの文体ではない)やユーモアが楽しくて、それだけで、とりあえず後半へ読み進める。
2014/12/30
半兵衛
モノローグがちょいちょい面白い。 義理のばあさんに居着かれるのはいやだなぁ。
2011/03/18
ひでまろ
男尊女卑が染みつく昭和男が女性たちの手のひらで転がされれているの図。後半へ続く。
2022/01/21
羊男
★★★★
1983/08/23
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