1973年のピンボール (講談社文庫 む 6-2)
1973年のピンボール (講談社文庫 む 6-2) / 感想・レビュー
おしゃべりメガネ
『風の歌~』の続編で、何度読み返したかわからないくらいの「僕」と「鼠」の【羊シリーズ】ですが、頁をめくるたびに文章が、セリフが鮮明に思い出されます。読んでいたのは主に高校生の頃で、いかに当時の記憶力が凄まじい?か思い知りました。特に【ジェイズバー】でのやり取りは、本当にオシャレでビールが魔法のアイテムかのように、粋な演出をヘルプしているかのようです。クライマックスの「ピンボール」との‘会話’は幾多の村上さん作品の中でも自分の好きなベストシーンに挙げられます。自分のライフスタイルの憧れが全て本作にあります。
2015/05/01
林 一歩
再読。失くしたものを探すことがどれだけセンチメンタルな行為なのかを痛感させられる出来事があり、死んだ人には敵わないやと、ビルから身を投げた友達が最後に見た景色を同じビルの屋上から眺めながら感じた次第。彼女の後を追うほどモラトリア〜ムでもヒロイックでもなかったわけだが、自分が思っていた以上に、僕は年老いてしまった。
2014/10/28
はらぺこ
自分はピンボールがアホ程ヘタやから興味ないけど、双子の姉妹はうちにも来てほしい。 ジェイの性別はどっちですか?自分は女やと思ってたんですが、読んでると男か女か分からんようになりました。自分の読書レベルの低さに泣けてきます。
2015/10/01
kaida6213
再読。ゆっくり読んでると、落ち着いてくる不思議、村上初期作品。
2014/07/28
Dai(ダイ)
どうでもいい話。物語りとすら言えない。でも、最後まで読んでしまう。そんな話。
2014/10/20
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