ぐうたら好奇学 (講談社文庫 え 1-24)
ぐうたら好奇学 (講談社文庫 え 1-24) / 感想・レビュー
優希
周作先生の止まらない好奇心にあふれていました。のぞき精神が健在の珍味を味わった気分です。
2024/05/21
とよかわ
古書店のワゴンで買った。裏表紙の、和田誠が描いた金魚の絵がかわいかったので、シールにしようと思って切り抜いた。
2010/06/26
風斗碧
国木田独歩のファンなので、水車と牧場の明治の渋谷を作中で知っている。現在の騒々しい渋谷もに見行く事ができる。でも戦中戦後の高度経済期に存在した渋谷がここにあって、非常に面白い。167頁最後の6行が実に趣深い。遠藤周作は文豪と言えるほどの重厚な作品を書くけれど、同居する動物たちとうんことUFOと怪しげな占いと怪談とを怒涛の如く語る狐狸庵先生の一面があってこその他作の説得力だと思うので、この狐狸庵シリーズ、現在ほぼ入手不可である。再版して欲しい。
2024/11/10
さとる
駒場在住時代は渋谷で遊んでいた遠藤先生。☆渋谷というのは素人の女が一人で夜の商売ができる。つまり銀座や新橋と違って街としては完成していないのでは。昭和50年代のお話し。☆渋谷に安い店(飲んべい横丁のこと?)が多いのは,「世田谷の兵隊さん達が日曜外出でくるのが多かったから」。調べてみると,池尻大橋あたりは池尻練兵場をはじめ,軍の施設がたくさんあったそうな。現在公務員宿舎がならびたっているのは,都心近くにこれだけの場所をとれたのは,戦後用地の転用が進んだからだそうで。勉強になる。
2018/05/03
サカナヘン
★★★☆☆
2009/03/21
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