密室探求 第2集 (講談社文庫 あ 19-3)
密室探求 第2集 (講談社文庫 あ 19-3) / 感想・レビュー
やっす
名アンソロジストでもあった巨匠鮎川哲也氏が編んだ密室をテーマとした作品集。第一集は機械的トリックの作品を選んだのに対して、第二集である本書では心理的トリックを使った作品を集めたとの事。中には名前すら聞いた事のない作者の作品もあったりするのが、いかにも内容本位でセレクトした事が窺われて興味深い。読んだ中では、気に入った順に梶龍雄『白鳥の秘密』、宮原龍雄『三つの樽』、霜月信次郎『密室のショパン』、山沢晴雄『密室の夜』が良かった。読んでみて、改めて密室テーマの魅力と奥深さを再確認できた有意義な読書でした。
2015/01/16
kanamori
☆☆☆
2011/09/22
慧
★★
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