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陽の翳る街 (講談社文庫 に 2-11)

陽の翳る街 (講談社文庫 に 2-11)

陽の翳る街 (講談社文庫 に 2-11)

作家
仁木悦子
出版社
講談社
発売日
1984-08-01
ISBN
9784061833135
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陽の翳る街 (講談社文庫 に 2-11) / 感想・レビュー

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k5

推理愛好会もの、とでも言いますか、「モザイクの会」と題して推理小説を合評したり、新聞の事件から推理ゲームをしている楽しそうな男女四人。偶然に死体を発見したことから、本物の殺人事件を捜査することになったら、新聞の事件もそれに絡んできて。。。という感じで楽しいのですが、近い趣向の『毒入りチョコレート事件』読んだ後だけに謎解きはちょっと物足りなかったかも。導入の街の描写がとても美しくて好きです。

2020/06/25

たか

仁木悦子の作品は基本的に温もりのある作品が多いのですが、この本はタイトル通り、少し影があります。C評価

2017/11/29

Yu。

昔会った事のある気がするその容姿‥そう思っていた矢先に彼女は殺された。。昭和後半の世田谷の商店街を舞台に推理小説好きの男女4人で結成された“モザイクの会”が少年探偵団の如くその事件に挑む地域型ユーモアミステリ。。とことん惑わし掻き回す!“俺がアイツであいつが俺で”的な撹乱殺法がたまらない一冊。‥個人的に“仁木兄妹”好きの私としては、丸顔で小柄でずんぐりだけど運動神経は良いというまるで仁木悦子そのままなメンバーのひとり青瀬悠子の存在に愛らしさを感じずにはいられません(๑´艸`๑)

2018/04/19

harupon

昭和57年(1982年)刊行、仁木悦子最後の長編小説。推理小説研究会・モザイクの会メンバー青瀬悠子、高城寺拓、有明留美子、数々谷浩平の4人が殺人事件に遭遇、事件の謎を解いていく。複雑に絡み合った人間関係、過去の事件との関連。あわや 仲間割れ? いったい誰が犯人なのか混乱。こんがらがって…解きほどかれていく過程がワクワクするほど面白かった。夢中になって読み終えました。

2021/12/13

kinshirinshi

パン屋の娘、本屋の主人、ルポライターの女性、大学生の男の子。職業・年齢・性別もばらばらなこの四人は、ミステリ好きが高じて同好会を結成した仲良し四人組だ。そんな彼らが実際の殺人事件に遭遇する。記憶喪失の女性。十九年前の毒殺事件。そこに近所の老婦人の挙動不審が加わって、事件はしだいに複雑な様相を呈してくる。明かされる真相は重いが、合間に四人の爽やかな絆や、地元の商店街の日常が丁寧に描写され、読んでいて楽しかった。大人になってから推理小説が好きというだけで出逢い、信頼しあう仲間になれた主人公たちがうらやましい。

2022/02/08

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