風よ雲よ 上 (講談社文庫 ち 1-15)
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風よ雲よ 上 (講談社文庫 ち 1-15) / 感想・レビュー
糜竺(びじく)
壮大なロマンを感じさせる歴史小説です。作者は私の好きな直木賞作家の陳舜臣氏。有名な国姓爺鄭成功の父である鄭芝竜と、大阪城落城時、脱出して蘇州の大商人の用心棒になった安福虎之介の二人が主人公です。1600年代前半頃の、日本や、中国の明王朝末期の時代が舞台となっています。特に、主人公の一人である鄭芝竜が、段々と力をつけていって、南海を制覇し、明王朝での実力者になっていく様は面白いです。また、上巻は明王朝の崩壊の兆しがどんどん出てきており、これからどうなっていくのか、と期待させます。続きの下巻が楽しみです。
2014/01/05
Tanaka9999
歴史小説もの。明代末の国姓爺鄭成功の父鄭子竜の配下の日本人が主人公。徳川幕府の支配が固まり、明の支配が緩んでいく。南海の商人や海賊が舞台。でも北方も少し出てくる。主人公がいろいろな人物と絡み徐々に大きくなっていくところがおもしろかった。
2019/01/17
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