遠くて近きは (講談社文庫 あ 7-10)
遠くて近きは (講談社文庫 あ 7-10) / 感想・レビュー
あられ
再読 初見の時はサラサラと読んだ記憶がある。今回は、ページをめくるたびにほんの少しずつ澱のようなものがたまっていくのを感じた。この時代の男性はこんなもので、きっとこれでも紳士的な方に入ったのだ。そうだった、耳の横を通していたあの感じを思い出した。あの時、私たちにできたのは平気な顔をするだけだった。他に何かできたのだろうか?何かしていれば、今、変わっていたのかな?そんなことを思い出した。とりあえずこの本をもう読むことはないと判断し、処分する。
2018/09/25
ゴリゾウ
「他人さまに笑われないように・・」と育てられてきた。親から、そういう仕付を受けてきた。「それが、いまは、笑われよう、笑われようとしているんですからね」と言った人がいる。映画俳優の渥美清さんである。(P160) #459
1991/10/18
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