燃える秋 (講談社文庫 い 1-31)
燃える秋 (講談社文庫 い 1-31) / 感想・レビュー
detu
高校時代から20代前半まで傾倒していた五木さん。守備範囲が広く深くて突然離れてしまった過去。安本屋で見つけた文庫本。初読みだったが五木寛之の大人の恋愛感は懐かしい。複雑な性を持つ女性の物語。ふとした縁でペルシャ絨毯と出会い、その魅力に惹かれながら、絶ちきれぬ関係と新しい出逢いの間に心乱す。古都京都とイランを舞台に複雑な心の機微、恋愛模様。期待するようなエンドではなかったがそういう生き方もあるだろう、と言う気持ち。久し振りの五木文学は懐かしくもありました。裏表紙の定価は320円。文庫本は学生の味方でした。
ミアロ
本の世界に入り込み、「違うんだよ!彼女のことわかってやれよ!」って思わず言ってしまった(笑)
2008/10/03
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