マルクスその可能性の中心 (講談社文庫 か 35-1)
マルクスその可能性の中心 (講談社文庫 か 35-1) / 感想・レビュー
耳クソ
いやこれ感想書くのキツくねえか。とにかく泣けました。だがそれを今・ここに「書く」のは。
2022/06/10
ミツ
解説は笠井潔。マルクス論の他武田泰淳論、漱石論を収録。 『日本近代文学の起源』など以降の著作の序説としての意味合いが強く、著者柄谷行人の転換期となった作品の一つである。 マルクスのテクストを単なる経済学にとどまることなく哲学、言語学の側面からも考察し、言語論=貨幣論相互の立場から価値形態論、剰余価値論の解釈を行い、「外部」なるものが隠蔽されるその仕組みを明らかにする。 30年以上前の著作なのに、今でもなお刺激的で面白いのは流石である。 良作。
2010/10/27
masanari
あらゆる商品の交換には根拠がない。あるのは差異だけであり、商品の価値は交換後振り返ってあったかのように捏造される。『探究』の「命懸けの飛躍」に繋がる。柄谷は冒頭でイデオロギーを離れてマルクスの著作だけを読み取る宣言をする。面白いけど繰り返しが多くやや冗長。
2023/03/12
高円寺
当たり前のことに驚くこと
2015/02/21
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