アメリカン・ドリーム (講談社文庫 む 3-6)
アメリカン・ドリーム (講談社文庫 む 3-6) / 感想・レビュー
rueshё
過去の記録を遡って登録。「悩みというのはそいつのイメージと、現実とのギャップだ」
2004/01/12
格
「アメリカ」に関するエッセイ集。ある意味伝説の映画『だいじょうぶマイ・フレンド』に関する作家自身のコメントや、当時連載中の『愛と幻想のファシズム』に通じる、というよりは、ここに書かれていることと『愛と幻想の~』に書かれていることがそのまま共通しているのが興味深い。彼の処女作『限りなく透明に近いブルー』を江藤淳が「題が日本語になってない」として拒絶したというエピソードはWikipediaにも載っているが、実際には「植民地文学」とも言われたのだそうだ。→
2020/09/13
hirayama46
アメリカに関する文章を集めたエッセイ集。大部を占める表題作は力作かつ大作の『愛と幻想のファシズム』の連載と平行して進められたせいもあってか、あとがきにもあるように作者の苛立ちが伝わってくる筆致で、対話篇として書かれていますが、物事を円滑に伝えるためというよりは率直に分裂性として現れている感じがします。村上龍のアメリカに対するアンビバレントなコンプレックスは、書きながら考えるスタイルのエッセイでは収まりきれなかった印象です。
2021/04/10
♋︎
村上龍の若い頃の退廃的な毎日の話が聞けるかもと読んだけれど、大部分は政治や歴史の話。
2019/09/11
茶利
自分の考えとは、全く合わない内容でした。
2016/01/29
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