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夢で会いましょう (講談社文庫 む 6-5)

夢で会いましょう (講談社文庫 む 6-5)

夢で会いましょう (講談社文庫 む 6-5)

作家
村上春樹
糸井重里
出版社
講談社
発売日
1986-06-09
ISBN
9784061836853
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夢で会いましょう (講談社文庫 む 6-5) / 感想・レビュー

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HIRO1970

⭐️⭐️⭐️86年の本ですので、ちょうど30年前の遊びゴコロのあり余るお忙しいお二人の珍妙な字引きのような本。私が古本屋でモトメタのは68回目の増刷版でしたが、ダブルネームだとやはり凄まじい需要を発揮するもんだと感心しました。内容は読んでのお楽しみなので言いませんが、携帯もパソコンも無い公衆電話と家電話の世界のお話は懐かしくもあり、少しつむじの曲がった感じのお二人の小噺は面白かったり理解不能だったりいろいろですが、何となく昔読んだショートショートの話に似ている感じがしたのは私だけでしょうか?

2016/04/12

ハイク

村上春樹と糸井重里のコラボである。カタカナ語の面白解説集か連想ゲームなのか読んでいくと後者のような雰囲気も含んでいる。村上氏の解説に「面白い文章に挑戦」したのだ。糸井氏は後がきで「読者の夢に登場すれば有り難い」という感じで書いたとしている。要は著者の発想力ゲームなようなもの本と 解釈した。大部分は頭に残らない軽い本なのだ。面白いテーマの一つに「インタヴュー」がある。実際現実のキャリアウーマンでもこの種の会話があると思うが、焦点を外したのが面白い。春樹本に慣れているので読みやすく、発想が豊かであった。

2017/02/16

ヴェネツィア

村上春樹と糸井重里によるショートショートの競作集。内容的にはきわめて軽い。こうしたものを1,2作書く分には気軽に向えるかも知れないが、これだけの量になると案外たいへんなのではないだろうか。もっとも、ここでは2人とも「軽み」に徹していて、そんな苦労は微塵も感じさせない。そして、同じ「軽み」とはいっても、2人の個性は時には似通い共鳴し合いながらも、それぞれに違っている。ただ、こうした競作ということになると、ついつい村上春樹に肩入れしてしまうのだが。

2012/11/07

キク

村上龍や川本三郎との対談集は(多分春樹さんが)絶版としているけど、この糸井重里との競作は76版でまだ書店に並んでいた。二人が順番でショート•ショートを書いている。後半からは糸井作を飛ばして村上作だけ拾って読みながら、30年前もそうだったと思い出した。糸井重里の文章は大好きなんだけど小説家ではないということなんだろうな、良くも悪くも。「一人称単数」のヤクルト・スワローズ詩集と、「パン屋再襲撃」の前日談となる最初の襲撃が収録されていた。全然覚えていなかったので、懐かしい友達との再会みたいでちょっと嬉しかった。

2024/05/02

sakap1173

村上さんと糸井重里さんによる超短編集。 カタカナの外来語について、シュールな短編ぼかり。 あっという間に読了。 2人ともいい感じにはじけてます。

2022/10/24

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