天璋院篤姫 上 (講談社文庫 み 9-4)
天璋院篤姫 上 (講談社文庫 み 9-4) / 感想・レビュー
さよちゃん
【再読】昭和62年に発行され、まだ10代後半頃に読んで篤姫の人となりに惚れ、衝撃を受け、とても感動したのを覚えてる。読書好きが本物になったと思える私の原点である大好きな作品。結婚する時に嫁ぎ先に一緒に持って来た大切な本。いい具合にクタクタになって、色付いたページも愛おしい。若い頃には、平気だった筈のこの文字のサイズ‥小さくて少々辛いけど😓笑 ドラマはドラマとして面白いけど、やっぱり本はいいね。自分自身が夢中になってくるとページをめくるスピードも違ってくるから、楽しい。さて、下巻へ。
2024/04/05
キキ☆新潮部
20年来ぶりの再読。まだ10代だったあの頃に「これを大河ドラマにしたら絶対面白いのに!」と思ったことを昨日のことのように思い出す。結局、自分の中の篤姫のイメージと違いすぎたドラマは、第一話を見ただけで終わったけれど、やっぱり大河ドラマの素材になるだけの素晴らしい作品だったということだったのだろう。今改めて読んで、細かいエピソードや策略などが実によく描かれていることに感動した。下巻も楽しみ。
2016/08/31
rei
運命が急展開しはじめた中での期待感や不安感がまだまだ初々しい篤姫。様々な思惑、陰謀うずまく中輿入れするわけだが一橋派が思うままに利用するには彼女は聡明すぎたね。慶喜を次期将軍に押しきれなかったのは斉彬へ不審を感じとる一方、家定の本質を愛することができた篤姫が思惑より一段高いところに目線をもっていたからじゃないかな。篤姫と家定と、一緒に過ごせた時間はごくごくわずかだったけれど、家定が己の運命と病と闘いながら最期に下した決断の意味が篤姫のためというのが救いでもあるし、またいっそう切なくもある。
2012/03/20
Toshiko Hirose
幕末の江戸城大奥の御台所であった、天璋院篤姫の前半生。分家の生まれから、その聡明さと、人に信頼される気性や性格を持って、御台所にまでなった。大奥を統べることに精魂を費やしている。しかし、将軍が虚弱なため、懐妊することができない辛さ。あるいは、島津斉彬も、将軍の体質のせいで懐妊できないことを知っていたのではなかろうか?と考えると、利用された感は否めない。幾島にもそれは言えない。下巻では篤姫はどう動くのか。
2022/07/16
くま
昨年の大河の原作本ということで読みました。群像劇が面白い、ドラマの方が私好みだったかな。
2009/01/03
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