神話の果て 下 (講談社文庫 ふ 30-4)
神話の果て 下 (講談社文庫 ふ 30-4) / 感想・レビュー
i-miya
2014.02.09(02/09)(再読)船戸与一著。 02/06 (解説=西木正明) 現在、南米諸国、押しなべて問題を抱えている。 貧困と人種抑圧、富の偏在。 ペルーは最も激烈な情況にある。 インディオ達。 スペイン人、海岸に近い肥沃な土地、インディオ達はサボテンで覆われたアンデスの高地。 そこへ、追い上げられた。 過去数百年、この状況に甘んじてきたインディオ達。だが、不満は常にエネルギーの源とある。
2014/02/09
まめこ
★★★★☆ウラン埋蔵の地で生活するインディオを排斥するため各国の工作員がペルー高地に集結。何も知らずただ生きるため、無辜のインディオたちは首領ラポーラを中心に戦う。迫害の歴史から生まれた戦略は素朴ながらお見事!工作員同士の攻防も手に汗握る。ただアメリカ企業からラポーラ暗殺を請負ってきただけの主人公がどうにも薄っぺらい気が…(笑)
2017/07/07
たーくん
20年ぶりの再読。破壊工作員・志度正平はペルーで任務を遂行するが予想外の事態が進んでいる。
2014/12/27
泥水 叫狼
南米三部作の真ん中にあたる作品。これくらいテンポが良いとサクサク読めます。山猫の夏のようなエンタメに徹した作品ではないけど、南米での反体制派のゲリラ活動が垣間見れ勉強になりました。
2014/02/11
じゅり
テーマが似てるので、船戸作品はどうしても似通ってしまうのが残念だが、きちんとした調査に基づくしっかりとした背景と007ばりのスリルとサスペンスはさすがなので☆4つ。
2011/07/27
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