諸君この人生、大変なんだ (講談社文庫 や 3-7)
諸君この人生、大変なんだ (講談社文庫 や 3-7) / 感想・レビュー
ouosou
戦争、教育など驚くほど現在に通ずるテーマが多い。「昭和二十年八月二十日に森永製菓がキャラメルとビスケットの製造を再開した」というニュースが「私にとっては平和を意味していた」。 山口瞳は、一人一人の人間が何気なく背負う哀しみを書く人であると思う。
2015/06/09
寺内町亭小天狗
人が此の世で生きてゆくには、様々な出来事に遭遇することにうより本当に大変なことであります。人生の大先輩の”お言葉”は、若輩者には”教訓”となることは間違いない。二十歳のとき、サントリー広告に二十歳になった新成人に対して、氏からの”お言葉”が掲載していた。それらをまとめたのが、この本である。人生って、本当に大変なんですから・・・。
amabiko
山口瞳の本を読むと、必ず数ヶ所は「ウンウン」と深くうなずかされるところがある。しかし、衝激だったのは「談志や円楽や志ん朝は、(中略)はっきり言えば、駄目である」の箇所(p233)!
2011/06/17
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