先天性極楽伝 (講談社文庫 あ 34-2)
先天性極楽伝 (講談社文庫 あ 34-2) / 感想・レビュー
showgunn
麻雀が全く出てこない阿佐田哲也の小説。 「痛快ユーモア長編」「青春ピカレスク傑作」と表紙に書かれているが、登場人物が全員悪人でとにかく荒唐無稽でご都合主義で凄まじいスピード感で話が進んでいってめちゃくちゃ面白い。特にここから何かを学ぼうとする必要もない完全な娯楽小説だけど、そして本人も金のために書いたんだろうと思うけど、ちゃんと楽しめるものを書けるところが流石ですね。
2017/03/08
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