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川柳でんでん太鼓 (講談社文庫 た 2-23)

川柳でんでん太鼓 (講談社文庫 た 2-23)

川柳でんでん太鼓 (講談社文庫 た 2-23)

作家
田辺聖子
出版社
講談社
発売日
1988-10-06
ISBN
9784061843158
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川柳でんでん太鼓 (講談社文庫 た 2-23) / 感想・レビュー

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優希

現代短歌を紹介しながら、それについてあれこれ想いを馳せています。詠むのにはセンスがいるけれど、川柳そのものを読むのは楽しいですね。日常を皮肉っていても面白可笑しく感じるのが川柳の魅力だと思います。五・七・五のリズムに乗せて、ズバリと斬りこむ、いいなぁ。

2017/08/15

サトル

現代川柳の風流を味わうには打ってつけの本ではないだろうか。<切れば血の出るような川柳を...素人ながらに川柳のために太鼓を大いに打ち鳴らしたいのであるが、私ぐらいの非才では、でんでん太鼓ぐらいのところである>。著者自身は句作されず、好きな川柳をあれこれ並べて、往々にして低俗とみられている川柳の実際は格調高いこと、奥深いことを伝えたかったと述べているが、まさしく納得の案内解説で、名文に引き込まれた。そして締めくくりにこんな川柳に思いを託している。<主義主張持たず気楽に拍手する>。これまた拍手喝采である。

2018/05/03

横丁の隠居

俳句にしろ川柳にしろ、日本語の凝縮能力はすごい。漢語という強力な手段も使え、大和言葉の微妙さも使える。先人がああでもないこうでもないと頭を絞ったエッセンスからさらに現代に通用するものを選んでくるのだから濃度が高い。しかし、これが理解できるというのもトシのせいか。一句だけあげておく。「無駄なことひとつようせんのも哀れ」(花宵)これを言い訳に音楽を続けることにしようと思う。

2015/09/07

みーふぃ

愛されて巡査で終わる 桃の村   いいくが続々。

射手座の天使あきちゃん

ブックオフで偶然手にしました 聖子さんのお奨め川柳と薀蓄です、川柳好きになりました(笑)

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