三姉妹探偵団(3): 珠美・初恋篇 (講談社文庫 あ 21-10)
三姉妹探偵団(3): 珠美・初恋篇 (講談社文庫 あ 21-10) / 感想・レビュー
kaizen@名古屋de朝活読書会
三毛猫ホームズの愛好者。三姉妹探偵団を読んでみたら、とても面白くて、自分が食わず嫌いだったことに気がつきました。金の亡者の3女が、真剣に生きている人のためなら、お金を惜しまないという振舞いには、ほろっとしました。人なら、一人の人が真剣なら、感化を受けるということを、さらりと表現しているところがよいと思いました。でこぼこの3姉妹も、妹が真剣になったら、姉たちも協力するところが素敵です。法律がどうこうよりも、人の生命に関わることに、一人の人が真剣になっていることが、とても大事だと思います。
2010/05/08
あなご
三姉妹探偵団シリーズ第3弾。試験問題泥棒の濡れ衣を着せられ、三女珠美が停学処分に。同時に珠美の中学で在校生の母親が殺され、試験問題をつくった教師も殺されるという事件が発生します。普段は頼りない長女綾子ですが妹が事件に巻き込まれ自分なりに助けようと奮闘する姿が良かったです。次女夕里子には恋のライバル?が登場し読みどころが満載でした。次の巻も楽しみです。
2013/11/22
Yu。
三女が通う中学で殺人が。。。被害者の持ち物の中から試験問題のコピーが発見されるのだが同コピーが珠美のカバンからも見つかるという… そう、今回は我が家の“金庫番(ケチ)”三女 珠美が活躍する第三弾。お金よりも乙女の恋心に突き動かされる彼女の姿が見れたり、また次女 夕里子に強力な恋敵が出現と、事件以外でもハラハラドキドキ楽しめちゃう。次は“怪奇篇”かぁ(*˘︶ ˘*).。.:*
2015/11/28
白雪ちょこ
あの金の亡者である珠美が、初恋!?と言ったように、今回は三女の珠美が主役。 試験のプリントを鞄に入れていた濡れ衣を着せられることから、物語はスタート。 次女の夕里子同様、あの珠美が!?というびっくりさは、読者もするだろう。 人は、恋すると変われるということを、つくづく感じた。 内容もとても面白く、個人的には夕里子の彼氏である国友を取ろうとする、小太りのルミに終始イライラしていた(笑)。 「人の恋路を邪魔する姿ほど、ブスなものはないんだよ。」と、殴る代わりに言ってやりたい。
HiroNuma7
シリーズ第3弾。珠美に試験問題案を盗んだという、濡れ衣がかけられます。そして、同じく試験問題案を手にした女性が、通っている学校内で殺されるという事件が発生。殺された女性は、珠美の同級生の母親でした。濡れ衣と殺された母親の同級生との出会いから、三姉妹は事件に関わることになります。全体を通して雰囲気が、暗くならず、あっさり読むことができます。三姉妹が登場している部分は、コミカルで、ちょっとしたコントを見ているようで楽しいです。色々な意味で安定したクォリティを保っているシリーズだと思います。⇒
2016/10/02
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