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カディスの赤い星 上 (講談社文庫 お 47-4)

カディスの赤い星 上 (講談社文庫 お 47-4)

カディスの赤い星 上 (講談社文庫 お 47-4)

作家
逢坂剛
出版社
講談社
発売日
1989-08-01
ISBN
9784061844957
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カディスの赤い星 上 (講談社文庫 お 47-4) / 感想・レビュー

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GAKU

1986年刊行。第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回冒険小説協会大賞受賞作。図書館休館なので、長く積んでいた中から引っ張り出してきた1冊。30年以上前の作品なので、出てくる単語、女性の描き方、主人公のジョーク、会話などに古さを感じる。ただそれを差し引いても面白いです。「百舌シリーズ」、「禿鷹シリーズ」等逢坂さんは好きな作家さんなので、期待は裏切りません。主人公の漆田、いよいよスペインへ。どのような展開が待っているのか?期待しつつ下巻へ!

2020/05/01

Willie the Wildcat

1975年。赤軍KLのアメリカ、スウェーデン両大使館の占拠。フランコ総統独裁政権。ベトナム戦争終結。そんな時代を背景としたギターを巡る謎。気になる”人物”は、大野。気になる”動向”は、大倉、石橋ペア。もちろん話の展開に引き付けられるが、印象に残るのはなぜだか「石橋の涙」・・・。人間味を感じる。それと、携帯の無い時代を思い返す。不便だったとも思うが、今の時代より時間を楽しむことができたような印象がある。さぁ、ここからどう展開するんだろう?乞うご期待!

2012/11/15

JUN

目まぐるしい展開と、ハードボイルドな主人公がなかなか良い。一気に読めた。下巻が楽しみ。

2016/02/07

おさむ

逢坂さんは初めてでした。カテゴリーは冒険小説だそうですが、テイストとしては高杉良ですね。1980年代っぽさを感じさせつつ、ハードボイルドならぬライトボイルドといった趣。下巻で舞台はスペインに。96回直木賞受章作。

2014/02/15

遥かなる想い

 冒険小説が 苦手な私でも 楽しく 読めた。  ギター「カディアスの赤い星」を追って 日本・スペインと めぐる冒険は 楽しいが、少し スペインのシーンが 長い。  ラモスの孫娘フローラが属する反体制過激集団FRAPの フランコ総統暗殺計画は 日本人には 少しなじみが 遠く、 入り込みにくい。  那智理沙代という 広告会社萬広PR局の女性が 物語に 花を添えているが・・  スペインに旅行したことがある人には お勧めか。

2010/05/15

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