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青春の門(第五部)望郷篇(講談社文庫)

青春の門(第五部)望郷篇(講談社文庫)

青春の門(第五部)望郷篇(講談社文庫)

作家
五木寛之
出版社
講談社
発売日
1990-02-15
ISBN
9784061846159
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青春の門(第五部)望郷篇(講談社文庫) / 感想・レビュー

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Tsuyoshi

育ての親である塙竜五郎が生命の危機に陥った事を知り東京から帰郷した信介が竜五郎が亡くなり再び東京へ戻るまでの話。様々な人々の助けやアドバイスを受けても過去を顧みるばかりで終始鬱々とし進歩のない信介。売れない歌手ながらも現状を肯定的にとらえ前向きに生きようとする織江と対照的。まだまだ信介のモラトリアム期間が続きそうです。

2018/06/26

Kaz

故郷 筑豊に残した恩人の死により、主人公と筑豊を結びつけていたものが、1つ切れた。人は一生の間に多くの人と出会い、そして別れる。出会いと別れを通じて人は学び、そして変わってゆく。それは、主人公も同じ。 私が思うに、九州人は日本の中でも取り分け情が強い。だから、九州人は世界中どこででも他者と仲良くなり、生きてゆくことができるのだ。

2019/01/30

aloha0307

矛盾 混乱 欺瞞 情熱 そして絶望の苦い味〜青春という奇妙な時間真っ只中の信介 学生運動も中途半端に終わり大学を中退🏬 父親代わりの辰五郎が亡くなり、故郷:筑豊との繋がりも途切れた。「青年期の悩みは、どこか明るさがある。だが、中年を過ぎた男の悩みは、ただ悲惨なだけだ」〜その通りですね。

2022/06/11

ちゃま坊

舞台は東京と九州。信介は帰郷し義父竜五郎を看取る。人はときどき過去を振り返ってみたくなる。そして少年時代にいたその場所に行ってみたくなる。古き良き昭和を思い、この本を再読している自分も望郷の気分。演歌歌手やプロレスラーから国民的スターが生まれた時代。

2022/06/05

ふみえ

まったく信介はなっとらん。決心ばかりしてないで、辛抱して頑張れよ!と叱りたい。にも拘らず、今後も知りたくなるパワフルな作品だ。

2017/08/11

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