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わが恋う人は 下 (講談社文庫 え 1-33)

わが恋う人は 下 (講談社文庫 え 1-33)

わが恋う人は 下 (講談社文庫 え 1-33)

作家
遠藤周作
出版社
講談社
発売日
1990-04-01
ISBN
9784061847002
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わが恋う人は 下 (講談社文庫 え 1-33) / 感想・レビュー

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あつひめ

上巻からの引き続き、ホラー的要素が含まれるが、「縁」や「前世」というものに重点を移しながら物語は展開していく。人を愛するって実は恐ろしいことかもしれない。愛すれば愛するほど、憎しみが増すことがある。会えなければ会えないほど、自分の中で妄想が膨らみ許せなくなる。もしかすると、自分の気持ちだけがどこかに飛んでいるのでは?と思うこともある。恋も程々にということか。締め括りは、ホラーというよりは、恋愛小説的な誰にも止めることのできない愛の終止符。いや、生まれ変わりを求めて二人は旅だったのかもしれない。

2015/01/06

読書のお兄さん

ええ!?結局なんやねん!戦国武将小西行長と悲運にも離別したその妻にまつわる、二つの雛人形をめぐるホラーサスペンス。上巻では女雛の呪いによって持ち主の美女たちがバッタバタ死んでいって、下巻では輪廻転生がどうのこうのでなんの話かもうわからん!ただ今までモテたことのなかった冴えない中年既婚男が、美女に騙されてウキウキしてる姿に、男のバカさとみっともなさがよく表れていて良かった。

2018/06/04

遠藤さんてこんな話も書くのね。とりあえずホラー大嫌いの私は、深夜この本を読むのが怖くて怖くて(´;ω;`)通勤電車内でのみはかどりました…(´・ω・`)会話が多いので、あっという間に読み終わりました(・∀・)村上龍で頭使って疲れてたので、いい気分転換になりました(*´∀`)読んで退屈はしないと思います( ・`ω・´)

2014/06/04

yazawa

その昔、小西行長が宇治城主時代に娘のたえが、対馬府中藩の宗義智に嫁ぐ。朝鮮では互いに手を組んでいたが、後に関ヶ原の戦いでは敵味方に別れてしまうことを切欠に、宗義智はやむを得なく妻のたえと別れてしまう。未練がましい、無念の別離を告げた二人は互いに雛人形を分け合う。 時は現代。出版関係の美子は作家と出会ったことから始まり、やがて記事のネタに別離した雛人形を再開させようと動き出すが、そこに待ち受けていたのは女雛に隠された、驚愕と恐怖の始まりだった。 じわじわと迫りくる恐怖感は、現代の心理学では到底思いつかない。

2015/07/25

遠藤周作は有名どころがすきだけど、これは、ぽくなくてちょっとがっかり。うまく脚色すれば昼ドラにぴったりになりそうな感じ。雛人形怖い。

2014/04/13

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