転がる石のように (講談社文庫 か 48-2)
転がる石のように (講談社文庫 か 48-2) / 感想・レビュー
カンパネルラ
景山の処女長編らしい。アメリカでの放浪の物語なのだが、かなりかっこいいんだけど、細かい所でなかなか気持ちのいい話が挟まれていて、かなり素敵だ。一応歴史的背景として60年代の終焉と混沌の70年代がはじまる感じがうまく出ている。音楽関係のネタが詳しくていい。音楽好きにはたまらないもんがある
2007/02/04
のうみそしる
わからない単語が多くて調べっぱなしだった。米軍基地や日系人など特異な存在をうまいこと書ききっててさすがだなーと思った。
2010/09/14
・
『自分』探しの旅、とはよく聞くが、正直『自分』なんてものは日常の姿にしかないと思う。冴えない大学生だったり、いつまでもフリーターだったり。逃避行だと考える。また、普通の人は映画やアニメでしか知らない異国で過ごして色々目にし、(きみたちはなにもしらない)なんて見下すのも最低。実情を知っているからといって『自分』は『自分』のままなのに。なにが凄いのか。ただ、純粋に、こんな世界もあるのかという感動をふみしめ、留学を満喫したいと思う。
2015/01/27
格之進
再読 ☆☆☆
2022/05/20
takj
アメリカへの憧れと現実 いい所しか見せない 安全安心も自由なところ
2020/10/05
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