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中国の歴史(四) (講談社文庫 ち 1-30 中国歴史シリーズ)

中国の歴史(四) (講談社文庫 ち 1-30 中国歴史シリーズ)

中国の歴史(四) (講談社文庫 ち 1-30 中国歴史シリーズ)

作家
陳舜臣
出版社
講談社
発売日
1991-01-08
ISBN
9784061847859
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中国の歴史(四) (講談社文庫 ち 1-30 中国歴史シリーズ) / 感想・レビュー

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Akihiro Nishio

本巻は随の成立から北宋の滅亡まで。名君と誉れ高い唐の李世民と、宋の建国者である趙匡胤の登場である。宋は水滸伝の影響で駄目な国の印象が強かったが、創始者から続く寛容の精神が素晴らしい。しかし、その宋を持ってしてもすぐに腐敗と人民から搾取の時代へと変貌してしまい、版図の北半分を失ってしまう。中国での政治は本当に難しい。あと、印象に残ったのは、仏教の国家への貢献の少なさ。国家鎮護の役割を当初から打ち出していた日本の仏教と全く違う。日本では、その長い国家鎮護仏教の歴史があって、民衆救済の仏教が出現したのだろう。

2016/03/27

ten304

唐以後の分裂期を経て、ついに宋王朝が興る。前に混沌とした時代を見てきたせいもあって、趙匡胤がものすごく輝いて見える…。宋にはなんとなく地味な印象があったが、人民に活力が溢れていた魅力的な時代だった。激しい政争の間にあってもお互いを尊敬することを忘れない文人たちに感激。そんな宋もやはり堕落し、新興の金の圧迫を受けて南へ逃れ、これ以後南宋の時代となる。

2016/04/27

つきの

隋から唐、五代十国、宋建国を経て北宋の滅亡まで。今まで宋に対してほとんど印象がなかったが、割と安定していて民衆活動が活発な時代だったと知って好印象だった。また、随も唐も北方異民族系の王朝であることには驚いた。宋時代の遼・金、そしてこの先のモンゴルの出現を思うと、中国史における異民族の影響は想像していたよりも大きい。

2022/10/12

shouga123

隋から宋の終わりまで。唐のあたりで頻繁に歴史は勝ったものの手によって作られると書かれているのが印象に残った

2021/02/06

シノッツォ

王安石の活躍した宋代。 ようやく民衆が、自らの意思によって世に出ることができる時代になったのかと思う。 また、五代十国の馮道について、もう少し知りたいと思った。 民を救うために、多くの朝廷に仕えたその適応力の高さが魅力的。

2017/01/30

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